AI Arenaをご存じない方のために説明すると、これは機械学習をベースにしたWeb3ゲームです。プレイヤーは様々なテクニックを駆使してファイターモデルをトレーニングし、モデルのタイプごとに異なるプレイスタイルで戦います。
All-Star Invitationalの勝者であり、G3の代表でもあるIxtlanian氏に、優れたファイターと一流のファイターを分かつものについて話を聞きました。これは、最初のガイドで解説したエアスペース(空中領域)の分析をさらに発展させたものです。ここでは、プラットフォームから吹き飛ばされた際に、ファイターが生き残るためのトレーニング方法を解説します。
ステージの側面
ファイターはここで多くの時間を過ごすことになります。いかに素早くプラットフォームへ復帰できるかが、勝敗を分ける鍵です。無駄なフレームが発生するたびに、対戦相手に追撃のチャンスを与えてしまいます。

この空間を3つの垂直ゾーンに分割しましょう。ファイターが空中で使える上昇技は、ジャンプ、アッパーカット(攻撃+上または斜め)、フリップキック(スペシャル+上または斜め)の3つです。下側の2つのゾーンでは、ジャンプ・攻撃・スペシャルのシーケンスを徹底的に叩き込みます。一番上のゾーンで真上にジャンプすると、自滅する可能性が高まります。代わりに、横移動とスペシャル技を組み合わせるトレーニングを行いましょう。「フライキック」(スペシャル+横)を使えば、鋭い横方向へのバースト移動が可能になり、落下を防ぐことができます。
トレーニングのコツ
- 各ゾーンでのアクションの繰り返し: 各垂直セクションで、正確な入力を何度も見せましょう。一度でも間違った動きをすると、シーケンス全体が台無しになります。プラットフォームの両側で練習してください。
- 「Your Positioning(自分の位置)」フォーカスを使用する: ファイターに必要なのは自分の位置情報だけであり、相手の位置は不要です。混乱を避けるため、敵のデータは無視しましょう。データバランシングのために「oversampling」と「multi-stream」の両方を試してみてください。
- multi-streamでアクションを微調整する: Direction Policy(方向ポリシー)は良いのにアクションが雑な場合は、そのデータを別のスロットに保存しましょう。Direction Lambdaを最大にし、アクションを重視して再トレーニングを行い、multi-streamを使用します。これにより、動きのパターンを固定しつつ、実行精度を修正できます。
- 方向のパーセンテージを最大化する: マップ上のあらゆる位置で可能な限り高い方向パーセンテージを目指し、すべてのアクション確率を 100% に近づけてください。ゲームは1秒間に60回のアクション判定を行っています。パーセンテージが高いほど、実行速度が速くなります。
- 「Recoveries Remaining(残りの復帰手段)」を使用する: これにより、ファイターは空中でどの技を既に使用したかを学習します。既にジャンプ済みであれば、次はフリップキックやアッパーカットを優先すべきだと判断できるようになります。
ブラストゾーン付近
ここは、一度のミスがストック(残機)の喪失に直結する場所です。ゾーンの考え方はステージ側面と同じですが、許容されるミスの余地はゼロです。トッププレイヤーたちは、各セクションにおける最適な挙動を完全に把握しています。

基本的な原則はステージ側面と同じであり、前述のコツのほとんどが適用可能です。このエリアのトレーニングを楽にするための追加テクニックが1つあります。
トレーニングのコツ
- トレーニングモードでスポーンを設定する: トレーニングモードの設定を開きます。SPAWN項目で「Use Respawn」を有効にし、ファイターをターゲットの位置に配置してください。メニューを閉じてEnterキーを押すと、ファイターがその場に即座にスポーンし、落下を開始します。録画を開始して入力を実行しましょう。これにより、セットアップ時間を大幅に短縮できます。
- 「Your Positioning」に集中する: ここでは、このフォーカス設定だけで十分です。
- 各トレーニングエリアを制覇する: すべてのゾーンにおいて、正しい方向とアクションが圧倒的に優先されるようにしましょう。撃墜まであと一撃という状況では、無駄なフレームは許されません。
ステージ下
ファイターは吹き飛ばされた後、頻繁にプラットフォームの下に追い込まれます。このエリアを正しくトレーニングしておけば、本来なら失っていたはずのストックを守れるようになります。

トレーニングのコツ
- 必要なアクションを示す: ハイライトされたゾーンで正しい入力を実演しましょう。特別なフォーカス設定は不要です。繰り返すだけで十分です。
- データバランシングを試す: ここではどのバランシング手法でも効果的です。様々なアプローチを試し、何が最適かを見極めましょう。
これらのゾーンをマスターすれば、ファイターが復帰ミスでストックを無駄にすることはなくなるはずです。次回のガイドでは空中戦について解説します。単に生き残るだけでなく、攻防を制して勝利を掴み取りましょう。


