Pearl Abyssが満を持してリリースしたオープンワールドアクションゲーム『Crimson Desert』が、ローンチからわずか数分でSteamの同時接続数トップ3にランクインしました。これは、Valveが誇る不動の2大タイトル『Counter-Strike 2』と『Dota 2』に次ぐ記録です。執筆時点で、Steam単体での同時接続プレイヤー数は250,000人に迫る勢いを見せています。なお、この数字にはPlayStation 5およびXbox Series X/Sのプレイヤー数は含まれておらず、ソニーやマイクロソフトがこれらの数値を公開していないことを考慮すれば、実際のプレイヤー数はさらに多いと推測されます。
予見されていた数字
この結果は驚くべきことではありませんが、そのスピードには目を見張るものがあります。『Crimson Desert』はローンチ前からSteamの売上ランキングで首位を維持し、ウィッシュリスト登録数は300万件を突破していました。サーバー開放前にはSteamですでに400,000本近くを売り上げており、先行販売だけで20,000,000ドルを超える収益を記録しています。市場アナリストたちは、期待通りのクオリティであれば大ヒットの可能性があると予測していました。
そして、その期待は見事に現実のものとなったようです。
Pearl Abyssの複雑なローンチ週
プレイヤーの熱狂と、ビジネス面での評価は対照的です。ローンチ直前の数日間、Pearl Abyssの株価は30%近く下落しました。これは、事前レビューのスコアが投資家の期待を下回ったことが主な要因とされています。しかし、実際にプレイヤーがとった行動は、膨大な数でゲームをダウンロードし、即座にプレイを開始するというものであり、市場の反応とは対照的な結果となりました。
批評家の評価とプレイヤーの需要との乖離はゲーム業界では珍しいことではありませんが、これほど顕著に表れるケースは稀です。プレイヤーは『Crimson Desert』が提供する体験を自らの目で判断し、評価に関わらず熱狂的に迎え入れたのです。
このローンチが意味するもの
初日にSteamのトップ3に食い込んだことは、『Crimson Desert』が極めて稀な成功を収めたことを意味します。通常、この位置にランクインするのは、長年プレイヤーに愛され続けている大規模なライブサービスゲームか、莫大なマーケティング予算を投じた超大作に限られます。韓国のデベロッパーによる新規IPが、ローンチ直後に『CS2』や『Dota 2』と肩を並べたことは、業界にとって大きなインパクトとなりました。
真の試練は、この勢いを維持できるかどうかです。同時接続数のピークは一つの指標に過ぎません。初週から1ヶ月にかけての定着率こそが、『Crimson Desert』が長期的な定番タイトルとなるか、あるいは大型ローンチの話題だけで終わってしまうかを決定づけるでしょう。Pearl Abyssはリリースと同時に初日パッチを配信しており、3つのプラットフォームで同時にローンチを果たしたことは、同スタジオが万全の体制でこの大型リリースに臨んだことを示しています。
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