「世界の軸は崩れ去り、水は枯れ果てた。Dabaの世界は渇きに瀕している」
これはDaba: Land of Water Scarの最新トレーラーの冒頭のセリフであり、この作品の重厚な世界観を物語っています。長らく続報が途絶えていた本作ですが、2026年9月のSony State of Playにて再び姿を現しました。今回の映像は、これまでの待ち時間が決して無駄ではなかったことを強く印象づける内容となっています。Scarmondeのプレイヤーで、本作が描くより広大な世界に興味がある方にとって、見逃せない情報が詰まっています。

2023年の発表から2026年の注目作へ
Daba: Land of Water Scarは、2023年にPlayStationのChina Hero Projectの一環として初めて発表されました。これは中国を拠点とするデベロッパーを支援し、彼らのゲームを世界市場へ送り出すための育成プロジェクトです。それ以来、ゲームプレイ映像や短いトレーラーが公開されることはありましたが、大々的にフィーチャーされることはありませんでした。
今回のState of Playへの登場で、その状況は一変しました。新しいトレーラーは、これまでで最もゲームの核心に迫る内容となっており、そのコンセプトが確固たる意志を持って描かれています。
最新トレーラーが示すもの
本作の核となるコンセプトは、予期せず人間となった泥人形を操作するという点です。プレイヤーは、崩壊の危機に瀕した世界に放り出されます。荒廃した雪原、寂れた砂漠、そして空から降り注ぐ砕け散った神々。トレーラーの解説によれば、渇きに苦しむ世界で影に潜む疫病が蔓延する中、プレイヤーは二刀流の武器を手に道を切り開いていくことになります。
特に際立っているのは、本作がソウルライク(Soulslike)のDNAを隠そうとしていない点です。歯ごたえのある戦闘、過酷な世界観、そして目的が不透明な主人公。現在このジャンルは激戦区ですが、泥人形という設定と中国神話に基づいた舞台設定により、Dabaは中世ヨーロッパ風のファンタジーとは一線を画す独自のビジュアルアイデンティティを確立しています。
前回からの変化
以前公開されたDabaの映像は興味深いものでしたが、全貌は見えていませんでした。戦闘は手堅く、世界観には雰囲気がありましたが、表面的な美学以上の「どのようなゲーム体験ができるのか」という点が伝わりきっていませんでした。
今回の新しいトレーラーで、その点が解消されました。物語の背景もより明確になり、堕ちた神々、枯渇した水源、目覚めるはずのなかった泥の存在、そして遥か彼方の道で待つ誰かとの運命が示唆されています。そのトーンは、FromSoftwareの古典的なタイトルに見られるような緩やかで緻密なペースよりも、Sekiroに近い印象を受けます。これは二刀流という武器や、アグレッシブな戦闘を重視している点と合致しています。
China Hero Projectはこれまでも非常に興味深いゲームを世に送り出してきましたが、Dabaはそのポートフォリオの中でも特に野心的なプロジェクトの一つと言えるでしょう。
今後の展開
State of Playでは発売日は発表されなかったため、続報を待つ必要があります。少なくとも2023年から開発が続いていることを考えると、年内に発売時期がアナウンスされる可能性は十分にありますが、現時点では未定です。
ソウルライクやアドベンチャーゲームの最新情報を追いかけたい方は、Dabaの続報を待つ間にScarmondeの攻略ガイドをブックマークしておくことをおすすめします。







