Epicが公式発表を行う前に、今後予定されているFortniteのコラボ情報をリークによって知ってしまったプレイヤーの皆様、その情報源が明らかになりました。Epicの元契約社員であり、数々の大型クロスオーバー・パートナーシップをリークしたとして告発されていたHayden Cohen氏を巡る法廷闘争が、正式に終結しました。
契約社員はいかにして「島」で最も注目されるリーカーとなったのか
Cohen氏は2025年9月、アソシエイト・プロデューサーとしての役割の一環でEpicとNDA(秘密保持契約)を締結しました。その後、彼は「AdiraFNInfo」という別名義でXやDiscordの匿名アカウントを使用し、機密性の高いコラボ情報を継続的に流出させました。リークの内容は、Minecraft、South Park、Overwatch、Ben 10、Game of Thrones、Kingdom Hearts、そしてSolo Levelingといった未発表のパートナーシップに及びました。
Epicは2026年3月に提訴を行いましたが、訴状には、自身の行為を完全に理解していた契約社員の姿が描かれていました。同社は、これらのリークによって社内調査を余儀なくされ、スタッフの工数が奪われたほか、公式発表前にSNS上で情報が拡散されたことで、IPホルダーとの間に摩擦が生じたと主張しました。
ここで重要なのは、それらの一部コラボがまだ実現していないという点です。特にKingdom Heartsは、提訴時点でゲーム内に実装されていないパートナーシップとして名指しされており、被害は過去の発表にとどまらないものでした。これは、Epicとそのパートナー企業が盛り上げようとしていた期待感を削ぐ可能性のあるものでした。
和解が意味するものとは
今回の和解は、恒久的な差し止め命令という形をとっています。Cohen氏は今後、Epicの機密情報や営業秘密を保持、アクセス、使用、開示すること、および他者がそれを行うことを支援することが禁止されます。この命令が発効するには、裁判官の署名が必要です。
今回の和解には、公的な金銭的ペナルティは含まれていません。Epicは当初、損害賠償と訴訟費用を求めていたため、金銭的な請求を取り下げたことは注目に値します。なお、訴訟が提起される以前に、Cohen氏はすでに停止命令(セース・アンド・デシスト)を受けており、Epicの社内システムへのアクセス権も失っていました。
Epicのコーポレート・コミュニケーション担当ディレクターであるNatalie Munoz氏は、この結果について次のように述べています。「我々は、Epicでの業務中に知り得たパートナーの機密IPや営業秘密を繰り返しリークした元契約社員に対し、法的措置を講じました。我々は、彼らが二度とEpicの機密情報を公開・共有できないようにするため、規定された差し止め命令を承認するよう裁判所に要請しました。」
罰金なしという結果が示すもの
金銭的ペナルティがなかったことは、驚きをもって受け止められています。Epicはこれまで、NDA違反者に対して多額の損害賠償を追求してきた実績があるため、金銭的な解決に至らなかったことは、譲歩ではなく意図的な選択であるように見受けられます。
ここでの鍵は、差し止め命令そのものです。Epicの機密情報へのアクセスや共有に対する恒久的な法的禁止措置は、違反した場合に実効性を持ちます。違反すれば、新たな民事訴訟ではなく、法廷侮辱罪の問題となるからです。この計算が、コラボのロードマップにアクセスできる次の契約社員に対する抑止力として十分かどうかは、業界が現在注視している未解決の問いです。
Fortniteのコラボ・パイプラインは、Fortnite x Star Warsのロードマップからアニメ作品、主要なゲームフランチャイズに至るまで、ゲーミング界で最も注目されるものの一つとなっています。そのパイプラインの価値が高まれば高まるほど、リークの標的としての魅力も増していくことになります。
公式チャンネルを通じて「島」に何が来るのかをいち早く知りたいプレイヤーの皆様は、Fortniteガイドハブをご活用ください。Epicが自身のタイミングで発表する確定コラボや、ドロップ場所の解説、イベント情報などを確認することができます。







