想像してみてください。SNSをスクロールしていると、『The Binding of Isaac』の共同制作者であり、インディーローグライク界で最も尊敬される人物の一人であるEdmund McMillen氏が、Nintendo Switch 2で動作する『Mewgenics』のプレイ映像をスマホで撮影し、何気なく投稿しました。キャプションには「Oh hi Switch 2!」の文字が。
2026年3月25日に実際に起きたこの出来事に、ファンは即座に反応しました。
コミュニティを熱狂させたクリップ
McMillen氏の投稿は、意図的にローファイな作りとなっています。スマホで撮影された14秒間の映像には、Nintendo Switch 2の画面上で動作する『Mewgenics』が映し出されています。作り込まれたトレーラーでも、プレスリリースでもありません。ただのコンセプトの証明ですが、しっかりと動作しています。ファンが求めていた通り、ゲームは安定して動いているようです。
同日、『The Binding of Isaac』のエグゼクティブ・プロデューサーであるTyrone Rodriguez氏も自身の動画を投稿し、こちらはPS5版のビルドが動作する様子を公開しました。2つの別々のクリップ、2つのプラットフォーム。そこから伝わってくるメッセージは明確です。コンソール版の移植は現在進行中であり、多くの人が予想していたよりも開発は進んでいるということです。
リプライ欄の反応
コミュニティの反応は、意図的に作り出せるようなものではありませんでした。あるリプライには「PC版で楽しんでいたけど、Switch 2版が出るのを待ってプレイを止めた!早くリリースしてほしい」とあり、別のユーザーは「Switch 2は持っていないけど、『Mewgenics』のためだけに買うつもりだ」とまで書き込んでいます。また、あるファンは『Mewgenics』のSwitch 2用パッケージを模したファンアートと共に「WE ARE SOO CLOSE(もうすぐだ)」と投稿しました。
この最後のディテールが重要です。ファンによるモックアップは、期待されていないゲームに対しては作られません。
なぜSwitch 2との相性が抜群なのか
ここが重要なポイントです。『Mewgenics』は、携帯モードでのプレイを前提に設計されていると言っても過言ではありません。Edmund McMillen氏とTyler Glaiel氏によるこの猫ブリーディング・ローグライクは、遺伝子的にカオスな猫のチームを編成し、タクティカルなグリッドバトルに挑み、壮絶な展開を見守るという、短時間でテンポの良いセッションが特徴です。このゲームループは携帯機でのプレイに完璧にフィットしており、かつて『The Binding of Isaac』が初代Switchで成功を収めた理由と同じです。
また、カートゥーン調のアートスタイルは、解像度が小さくなっても視認性が損なわれないため、PC先行のローグライク作品としては珍しい強みを持っています。実際、現在のプレイヤー層の多くがすでにSteam Deckでプレイしているという事実が、このゲームが携帯可能なフォームファクターで求められていることを如実に示しています。
McMillen氏は以前、Switch 2がコンソール移植の「最有力候補」であると語っていたため、今回のクリップは驚きというよりも、披露できる段階まで開発が進んでいるという確証と言えるでしょう。
Steamでの圧倒的成功と今後の展望
『Mewgenics』は2026年2月10日にSteamでPC版が先行リリースされ、そのパフォーマンスは目を見張るものがありました。Steamにおける同時接続プレイヤー数は『Hades 2』のピークを軽々と超え、リリースからわずか3時間で開発費を全額回収しました。コンソール版の移植は当初からの計画の一部であり、McMillen氏はプレイヤーからのフィードバックに基づいたDLCの開発も進行中であることを認めています。
重要なのは、両プラットフォームの移植が順次ではなく並行して進められているように見える点で、開発チームがどちらかのプラットフォームを後回しにしていないことがうかがえます。PC版とコンソール版の間でクロスプログレッション(セーブデータの共有)がローンチ時に実装されるかどうかは未定ですが、すでにSteam版をやり込んでいるプレイヤーが多いことを考えると、この機能があれば「二重買い」を促進する大きな要因になるでしょう。
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