アーリーアクセス中のインディーカードゲームが、今年最も期待されていたオープンワールド作品や『Resident Evil』シリーズのメインタイトルを抑え、それらを合計した以上の売上を記録しました。これがSteamにおける3月の物語です。
Slay the Spire 2は、3月のアーリーアクセス開始から約530万本を売り上げ、Steam単体で約1億800万ドルの収益を上げました。これにより、Mega Critが手掛けるこの続編は、同期間にリリースされたあらゆる大型タイトルを抜き、Steamの月間売上ランキングで堂々の首位を獲得しました。
売上ランキングの分析
推定販売本数に基づく3月のトップ5は、非常に明確な状況を示しています:
1位と2位の差は歴然としています。Slay the Spire 2はCrimson Desertの約3倍の販売本数を記録しました。なお、Crimson Desertはローンチ時に「賛否両論」との声もありましたが、月間を通じて好調な推移を見せています。リリース後の口コミで評価を高め続けており、コミュニティ運営も非常に優れています。2026年を代表する商業的成功作の一つとなるでしょう。
アーリーアクセスという要素が意味するもの
重要なのは、Slay the Spire 2がアーリーアクセス期間中にこの数字を叩き出したという点です。これは完成品ではありません。プレイヤーが未完成版の購入に踏み切ったのは、前作Slay the Spireが長年のアップデートと熱心なコミュニティによって築き上げた信頼があるからです。
1億800万ドルという総収益は、文脈を考慮すると特に際立っています。リリースから2週間で、本作はHollow Knight: SilksongやHades 2のSteamにおける推定収益をすでに上回りました。この続編は、アーリーアクセスか否かを問わず、多くのインディーゲームとは一線を画す商業的ステージにあります。
Mega Critはアーリーアクセス期間中、精力的にアップデートを行っています。直近のベータパッチでは、プレイヤーからのフィードバックを受け、前回のアップデートでの変更点をいくつかロールバックしました。これには「Prepared(Silent)」、「Borrowed Time」、「Capture Spirit(Necrobinder)」といったカードの調整が含まれます。開発チームが開発を継続する中で、最新のパッチノートや開発者アップデートを追うことができます。

パッチ適用後のNecrobinderカード
収益の内訳が物語るもの
販売本数のランキングだけでは見えてこない、注目すべき点があります。中国のショート動画プラットフォーム「Douyu」や「Bilibili」で話題となり爆発的にヒットした「フレンズロップ(friendslop)」ゲームであるClimber Animals Togetherは、120万本を売り上げResident Evil Requiemと並びました。しかし、極めて低価格で販売されていたため、3月の収益は600万ドル未満にとどまっています。一方、プレミアムタイトルであるResident Evil Requiemは、同等の販売本数で約7000万ドルの収益を上げました。
同じ販売本数でありながら収益に10倍以上の開きがあるという事実は、販売本数と実際の商業的パフォーマンスが、価格戦略によって全く異なる結果をもたらすことを示しています。
Slay the Spire 2のプレイヤーにとって、この好調な売上は、Mega Critがアーリーアクセスのロードマップを推進するためのリソースと勢いを確保したことを意味します。開発元は、現在のパッチ配信ペースは、今後12〜18ヶ月続く開発期間の始まりに過ぎないと示唆しています。ゲームの最新の変更点については、新しいアップデートが配信されるたびに当サイトのゲーミングニュースフィードで継続的にお伝えします。ぜひ他の記事もチェックしてください:








