Jan Dolskiは過酷な異星からの脱出を果たしました。しかし、Jan Scientistはあえてその場に残ることを選択しました。この設定だけでも、The Alters: Last Variableが単なるDLCの枠に収まらない作品であることが伝わってくるでしょう。
11 Bit Studiosは、土曜日に開催されたFuture Games Showにて本拡張コンテンツを発表しました。注目すべきはそのボリュームで、なんと20時間のキャンペーンが追加されます。参考までに、本編であるThe Altersのプレイ時間は約25時間です。Last Variableは、サイドチャプターやストーリーを追加するだけのコンテンツパッチではありません。2025年を代表するタイトルのひとつをベースに構築された、ほぼフルボリュームのゲームと言っても過言ではありません。

The Oasis awaits Jan Scientist
Jan Scientistと取り残された世界
Last Variableの舞台は、本編のエンディング後です。他のJan Dolskiたちが惑星から脱出する中、Jan Scientistは惑星に留まり、周囲の過酷な環境とは対照的な植物が茂る「Oasis」の研究を続ける道を選びます。この前提は、本編の「生存を急ぐ」という緊迫感を見事に逆転させています。オリジナル版が脱出を促す内容だったのに対し、本拡張コンテンツは「皆を殺そうとする場所を理解したいと願う者がいたらどうなるか」という問いをプレイヤーに投げかけます。
Janの分身(Alters)を生成するというゲームの核となるメカニクスを忠実に守り、Last Variableでは科学に特化した4人の新たなAltersが登場します。Geologist(地質学者)、Biologist(生物学者)、Chemist(化学者)、Physicist(物理学者)です。それぞれが探査のテーマに沿った役割を担っており、彼らの個性や人間関係を管理することが、オリジナル版でプレイヤーを夢中にさせたのと同じような感情的な重みをもたらすことが期待されます。
本作では「テラフォーミング」が新たな要素として加わります。プレイヤーは惑星の一部を再形成することで、新たなリソースを生み出すことができますが、同時に新たな脅威も招くことになります。発表資料で「惑星の危険から身を守るための手段」として説明されているCryosleep Chamber(コールドスリープ室)も興味深い要素です。どうやらJan Scientistだけがこの睡眠をとることができ、その間も他のAltersは働き続け、歳をとっていくようです。このディテールひとつとっても、非常に悩ましいモラル上の決断を迫られる状況が生まれそうです。
この20時間が意味するもの
DLCのキャンペーンといえば、4〜6時間程度が一般的です。20時間は決して短くありません。本編の約80%というボリュームを誇るLast Variableは、『The Witcher 3』の「Blood and Wine」のように、実質的にスタンドアロンのゲームとして機能する拡張コンテンツの領域に達しています。
重要なのは、モバイル拠点の管理、どのAltersを生成するかという苦渋の決断、クローン作成の倫理との葛藤といった本編のゲームループが非常に濃密であるため、20時間の新規コンテンツも決して水増しではないという点です。これは、語られるべき物語をさらに広げようとする11 Bit Studiosの並々ならぬ意気込みの表れと言えるでしょう。

Four new alters join the roster
価格は未発表ですが、11 Bit Studiosは7月13日のリリース日が近づくにつれて詳細を公開するとしています。リリースまで約5週間と期間が迫っているため、価格発表も間もなく行われるはずです。
7月13日に向けて
まだThe Altersをクリアしていない方や、Last Variableの配信前に復習しておきたい方は、The Altersの攻略ガイドで本編の複雑なシステムや分岐点を確認しておきましょう。チュートリアルが省略される拡張コンテンツに飛び込む前に、Altersの管理メカニクスを理解しておくことは、準備として非常に有益です。
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Last Variableは7月13日配信開始です。残るピースは価格発表のみ。このキャンペーンのボリュームを考えれば、注目しておく価値は十分にあるでしょう。








