BULKHEADにとって、これほど大きな反響は予想外だったかもしれません。WARDOGSは9月3日に最新のプレイテストを開始しましたが、わずか数時間でSteamにおける同時接続プレイヤー数162,488人というピークを記録しました。この数字は、同ジャンルの名だたるビッグタイトルを上回るものであり、9月10日に予定されている早期アクセス開始を1週間後に控えたタイミングでの快挙となりました。
162,488人という数字が持つ意味
文脈のない数字は単なるデータに過ぎません。比較対象を見てみましょう。Bungieが今年リリースし、厳しい評価を受けた脱出シューター『Marathon』は、リリース前のサーバーテストで143,000人のプレイヤーを集めました。WARDOGSのプレイテスト開始のわずか数日前に実施された『Modern Warfare 4』のベータ版は、Steamで最大115,000人でした。また、『Battlefield 2042』は、当時最も期待されていたシューターの一つとして、オープンベータ時に156,000人を記録しました。
WARDOGSは、これら3タイトルすべてを上回ったのです。
最も近い比較対象は、昨年大きな期待を集め、ベータ期間中に189,000人のピークを記録した脱出シューター『ARC Raiders』でしょう。WARDOGSはその記録にはわずかに届きませんでしたが、比較に値する数字であることは間違いありません。ActivisionやBungieのような大手ではないスタジオが、まだ正式リリース前のゲームでこれだけのプレイテスト数値を叩き出したのです。
参考までに、WARDOGSのプレイテストのピーク時は、すでにSteamで正式リリースされている以下のタイトルも上回っています。
数年前から市場に出ているライブサービス型ゲームをプレイテストの段階で上回るというのは、非常に重要なシグナルと言えます。
BULKHEADが真に注力していること
重要なのは、開発元のBULKHEADが、こうした見出しを飾るような数字を最適化の目標にはしていないと明言している点です。同スタジオは、ローンチ時に同時接続ユーザー数が10,000人程度であれば、ゲームにとって健全で安定したベースラインになると公言しています。彼らが目指しているのは、ローンチ時のスパイクではなく、プレイヤーの定着です。
この姿勢は重要です。WARDOGSは1.0の正式リリースではなく早期アクセスを開始する段階であり、BULKHEADはその期間中、マネタイズ要素を一切導入しないと約束しています。バトルパスも、コスメティックストアもありません。これは、初日からストアが併設されることをプレイヤーが当然視している現在のジャンルにおいて、意図的かつ好感度の高い選択と言えます。
100,000ドルのクリップコンテストと今後の展望
9月10日のローンチに向けた盛り上がりは、自然発生的なものだけではありません。BULKHEADが主催するFPS Games Showにおいて、同スタジオは100,000ドルの賞金プールを懸けたクリップコンテストを発表しました。これは、ローンチ時にプレイヤーが参加し、実際にプレイしようとする強力な動機付けとなり、コンテンツの生成とコミュニティの熱量を同時に高める賢い手法です。
また、リリース前にもかかわらず、本作を巡るeスポーツシーンが形成され始めています。これは早期アクセス中のタイトルとしては異例のことであり、通常、こうした競技インフラが整うまでにはローンチから数ヶ月を要するものです。
プレイテストの数字は、本作を待ち望んでいる確かなオーディエンスが存在することを示しています。そのオーディエンスが最初の1週間を過ぎても定着するかどうか。それこそがBULKHEADが答えを出そうとしている問いであり、彼らもそれを十分に理解しているようです。これからプレイを予定しているプレイヤーは、サーバー稼働前にゲーム知識を深めるため、WARDOGSガイドのコレクションを確認しておくのが良いでしょう。今月リリースされる複数のタイトルに備えたい場合は、より広範なゲームガイドも利用可能です。







