概要
Age of Wonders IIIは、Triumph Studiosが開発・パブリッシュを手掛け、2014年3月にリリースされたターン制の4Xストラテジーゲームです。プレイヤーはハイファンタジーの世界で政治的・軍事的なリーダーとなり、探索、植民、戦争、外交を通じて帝国を統治します。シリーズ初となるフル3Dへの移行は、ゲームのメカニクスにおける野心的な進化を視覚的にも裏付ける、大きな刷新となりました。
本作のストーリーは、人間中心の「Commonwealth Empire」と「Court of the High Elves」という2つのキャンペーンに分かれています。テクノロジーと商業を通じて世界を統合しようとするCommonwealthと、帝国の拡大に対抗して古の種族を団結させようとするElven Court。両陣営をプレイすることで、同じ紛争を異なる視点から体験でき、エルフの内戦や人間の植民活動にまで遡る壮大な歴史が明らかになります。

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リーダーのクラスとRPG的なカスタマイズ
これまでのAge of Wondersシリーズから最も大きく進化した点は、クラスベースのリーダーシステムです。プレイヤーはゲーム開始時に、6つの種族(人間、ドラコニアン、ハイエルフ、ドワーフ、オーク、ゴブリン)から1つを選択し、さらに6つのリーダークラスを組み合わせることで、自分だけのリーダーを作成します。

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- Sorcerer:魔法、エンチャント、召喚のエキスパート
- Theocrat:聖なる戦士と宗教的熱狂を操る
- Rogue:ステルス、操作、闇の魔法に長ける
- Archdruid:自然魔法と野生生物の味方
- Dreadnought:スチームパンク機械、大砲、戦車を駆使する
- Warlord:非魔法ユニットによる直接戦闘のスペシャリスト
各クラスには固有のユニットがあり、選択した種族によって外見が変化します。例えば、Dreadnoughtのドワーフとオークでは、見た目だけでなくプレイスタイルも大きく異なります。リーダーや個別に雇用するヒーローユニットは、キャンペーンを通じて経験値を獲得し、レベルアップや装備の強化が可能です。
帝国建設とワールドマップ
Age of Wonders IIIにおいて、都市は帝国の要であり、リソースの生産やインフラ整備、ユニットの雇用拠点となります。ワールドマップには、通常の都市以外にも独立した拠点が点在しています。例えば「Giant's Keep」からは、その場所特有のユニットを生産可能です。こうした拠点は、武力で制圧するか、貢物や外交関係を通じて平和的に吸収することができます。

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陣営の属性(アライメント)は種族で固定されるのではなく、プレイヤーの行動や吸収した文化によって変化するため、帝国の成長方針において重要な選択を迫られます。独立勢力からは、野生ユニットの討伐やライバル都市の攻略といったクエストを受注でき、報酬としてゴールドや装備、軍事支援を得られます。ランダムマップ生成機能やマップエディタにより、キャンペーン以外でも遊び尽くせるボリュームがあり、オンラインマルチプレイヤーではシングルプレイ同様の緻密なビルドプランが試される、熱い対戦が楽しめます。
コンテンツとリプレイ性
2つのサイドからなるストーリーキャンペーンに加え、Age of Wonders IIIにはシングルプレイ専用シナリオ、オンラインマルチプレイヤー、ランダムマップ生成、そしてフル機能のマップエディタが搭載されています。6つの種族と6つのリーダークラスの組み合わせにより、スキルの専門化や属性の変化を考慮せずとも、36通りの異なる初期設定でプレイが可能です。

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この奥深さこそが、ターン制ストラテジーRPGとしての長期的な魅力です。Theocratのハイエルフ帝国とRogueのゴブリン帝国では、全く異なるロジックでゲームが進行するため、同じ展開は二度とありません。クラスと種族の相性を極める楽しさがあり、マップエディタのおかげで、リリースから時間が経った今でもコミュニティによって新しいシナリオが次々と生み出されています。


