
概要
Drunken Fist 2: Zombie Hangoverは、DEKLAZONが開発し、Eastasiasoft Limitedがパブリッシングを手掛ける、物理演算ベースのベルトスクロールアクションゲームです。そのあまりに不条理な世界観が大きな魅力となっています。プレイヤーは二日酔いのロッカーとなり、ゾンビパンデミックの真っ只中で目を覚まします。あとはもう、ゾンビの群れを殴り倒し、千鳥足で突き進み、顔面から地面にダイブするしか生き残る道はありません。2022年6月にPC、Xbox、PlayStation、Nintendo Switchでリリースされた本作は、コメディホラーというトーンを貫き通しており、背伸びをせず、自分たちの目指す面白さを追求した作品です。

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ローポリゴンなアートスタイルのおかげで、血しぶきや欠損といったグロテスクな表現もどこかコミカルに感じられ、ゲームのキャラクター性と完璧にマッチしています。ゴア表現はありますが、決して深刻な雰囲気にはならず、ラグドール物理演算がすべての戦闘をスラップスティックなハイライトシーンに変えてくれます。ゾンビの群れに揉みくちゃにされた後、主人公が顔面から地面に崩れ落ちる姿には、不思議な愛嬌すら感じられます。

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ゲームプレイとメカニクス
Drunken Fist 2のコアとなるループは、驚くほど巧妙なサバイバルシステムを中心に構成されています。アルコールを摂取することで「酔っ払いファイティングスタイル」を維持できますが、同時に食料を確保しなければ、すぐに力尽きてしまいます。どちらのリソースも不足すると、戦闘効率がガクンと落ちてしまうため、ステージを探索しながら乱闘の合間にボトルやスナックを探し回るという、独特の scavenging(探索・収集)リズムが生まれます。
主なメカニクスのポイント:
- 物理演算ベースの近接戦闘とラグドールによるテイクダウン
- アルコールと食料のリソース管理
- 異なる挙動を持つ多彩な敵キャラクター
- 収集アイテムを探すステージ探索
- 戦闘ツールとしての「放尿」
敵のバリエーションにも注目です。ゾンビの種類によって動きや反応が異なるため、単なるボタン連打では通用しません。状況を読み取って立ち回る必要があり、ただの脳筋アクションになりがちなジャンルに、シンプルながらも機能的な戦略性が加わっています。

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酔っ払い戦闘システムが面白い理由
物理演算ベースの乱闘アクションにおいて、パンチの「手応え」は非常に重要ですが、Drunken Fist 2はその点をうまく捉えています。主人公のロッカーは精密な動きなどできません。このフラフラとした予測不能な挙動こそが本作の肝なのです。攻撃は変な角度でヒットし、千鳥足でコンボが中断され、敵はラグドールで派手に吹き飛ぶ。この「思い通りにならない操作感」は欠陥ではなくデザインであり、それに慣れた瞬間、ゲームの面白さが一気に開花します。
また、放尿メカニズムについても触れておく必要があります。これは単なるネタではなく、実際に敵が反応する立派な戦闘ツールです。路上で堂々と用を足せるこのシステムは、非常に低俗で本作のトーンにぴったり。数ある凡百のインディー系乱闘アクションの中で、本作を記憶に残る一作にしているのは、こうした細部へのこだわりです。
ビジュアルとオーディオデザイン
ローポリゴンな美学は、ゾンビによるバイオレンス表現と相性抜群です。手足が飛び散り、血が舞い、死体が積み重なっても、幾何学的なアートスタイルのおかげで、ショッキングというよりはダークなカートゥーンのように感じられます。ステージごとのビジュアルのバリエーションも豊富で、飽きさせません。環境デザインは、過剰に作り込みすぎることなく、街が包囲された混沌とした雰囲気をうまく演出しています。

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コンテンツとリプレイ性
Drunken Fist 2は、コンパクトにまとまった体験を提供します。広大なステージには探索や収集の余地があり、敵のバリエーションが各プレイに変化をもたらします。物理演算システムのおかげで、同じ戦闘は二度と起こりません。正式なローグライク要素がなくても、自然とリプレイ性が生まれています。カオスな乱闘を極めたいプレイヤーや、お気に入りのステージでより良いスコアを目指したいプレイヤーにとって、何度も戻ってくる価値のある作品です。引き際をわきまえたボリューム感も、本作の魅力の一つと言えるでしょう。







