概要
『Ghostrunner II』は、One More Levelが開発し505 Gamesがパブリッシングを手掛けた、2023年10月26日発売のハードコアな一人称視点スラッシャーゲームです。ポストアポカリプスなサイバーパンクの世界を舞台に、プレイヤーはサイバー忍者となり、カタナを手に敵を切り刻み、目にも止まらぬ速さで垂直方向の環境を駆け抜け、完璧なプレイができるまで何度も死を繰り返すことになります。本作のコアとなるゲームループは非常に過酷で、容赦がありません。一撃食らえば即死ですが、こちらも一撃でほとんどの敵を倒すことができるのです。
本作は前作『Ghostrunner』の基盤を直接継承しつつ、多くのプレイヤーから指摘されていた課題を改善しています。ボス戦は単なるおまけではなく、ゲームの重要な焦点となりました。ストーリーはよりインタラクティブになり、バイクステージではアクションに全く異なるリズムが加わっています。その結果、前作の良さを尊重しながらも、コンセプトをさらに推し進めた作品に仕上がっています。

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ゲームプレイとメカニクス
『Ghostrunner II』の戦闘において最も求められるのは、何よりも「精度」です。ウォールラン、グラップル、空中ダッシュを繋ぎ合わせる流れるような移動アクションの中で、プレイヤーは敵の攻撃パターンを読み、コンマ数秒で反応しなければなりません。飛び道具の弾き返し、剣戟のタイミング、環境を遮蔽物として利用することなど、すべてが力押しではなく「習熟」を報酬とする戦闘システムに組み込まれています。

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主なメカニクスは以下の通りです:
- 一撃必殺の剣戟アクション
- ウォールランとグラップルによる移動
- 飛び道具の弾き返し
- スキルツリーによるカスタマイズ
- バイクでのチェイスシーケンス
特にバイクステージは特筆すべき点です。徒歩でのアクションの合間に、独自のテンポと障害物パターンを持つ高速走行ステージが挟まれることで、ゲームプレイに変化が生まれます。アクションゲームがペース配分を変えるために乗り物パートを導入する場合、蛇足になりがちですが、本作のバイクステージはしっかりと個性を放っています。
前作からの進化点
『Ghostrunner II』では、スキルシステムに深みが加わりました。プレイヤーは特定の状況に合わせてアビリティを装備でき、攻撃的なプレイスタイルから、防御やカウンターを重視したビルドまで幅広く対応可能です。アップグレードシステムにより、前作よりも戦略的な攻略が可能になっています。

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最も目に見えて改善されたのはボス戦です。主要なボス戦にはそれぞれ独自のメカニクスがあり、プレイヤーはこれまで学んだ移動や戦闘のツールを駆使して立ち向かう必要があります。前作で指摘されていたボスデザインの弱さを払拭しており、その多くが単なるテンポの阻害ではなく、ゲームのハイライトとして機能しています。
ストーリー面も強化されました。本作ではより洗練された物語が展開され、キャンペーンにインタラクティブな要素が組み込まれたことで、サイバーパンクの世界観に深みが増しています。あくまでアクションが主役であることに変わりはありませんが、世界観やキャラクターの描写は格段に良くなっています。
ビジュアルとオーディオデザイン
本作のサイバーパンクな美学は、非常に緻密で個性的です。ネオン輝く通路、巨大な工業構造物、そして汚染されたデジタル空間がレベル環境を構成しており、ビジュアルデザインが危険とスピード感を効果的に伝えています。アートディレクションは、単にジャンルの記号を借りるだけでなく、その世界観を自らのものとして確立しています。

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サウンドトラックは、戦闘状況に応じて変化するエレクトロニックやインダストリアルな楽曲で、アクションの激しさを引き立てます。剣のヒット音、パリィ、そして死亡時のオーディオフィードバックは鋭く、非常に満足感があります。何度も死を繰り返すゲームにおいて、この音の心地よさは極めて重要です。
コンテンツとリプレイ性
『Ghostrunner II』は、PlayStation 5、Xbox Series X/S、PC(SteamおよびEpic Games Store)、Nintendo Switchでプレイ可能です。PS5版はDualSenseのハプティックフィードバックとアダプティブトリガーに対応しており、戦闘の精度が求められる本作において、触覚を通じた没入感を提供してくれます。発売後のコンテンツとして「Anniversary Pack」DLCも配信されており、本編終了後もさらに楽しむことができます。
メインキャンペーンをクリアしたプレイヤーにとっても、スキルベースの本作は、より良いタイムやクリーンなプレイを目指してステージをリプレイする楽しさがあります。戦闘システムには十分な深みがあるため、高度なテクニックを習得した後に序盤のステージに戻ると、初回プレイとは全く異なる体験が味わえるはずです。

