概要
『Hot Blood』は、DEKLAZONが手掛ける物理演算ベースのベルトスクロールアクションゲームです。80年代から90年代のアクション映画のエネルギーをそのままに、ゾンビをなぎ倒していく爽快なブロウラーとなっています。プレイヤーは凄腕のファイターとなり、拳やキック、そしてゲームエンジンが画面上で巻き起こす物理演算によるカオスを駆使して、押し寄せるアンデッドの群れを切り抜けていきます。2024年7月2日にリリースされ、PC(Steam)、PlayStation 4、PlayStation 5、Nintendo Switchにて$9.99で配信中です。

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ローポリゴンの3Dアートスタイルは予算の都合ではなく、意図的な選択です。これにより『Hot Blood』は、レトロなPS1時代のゲームと現代のインディーゲームのスタイライズの中間を行くような、独特のビジュアルアイデンティティを獲得しています。また、この少し角張ったキャラクターモデルのおかげで、ラグドール物理演算がより映える仕上がりになっています。ゾンビの体が跳ねたり、崩れ落ちたり、吹き飛んだりする様子は、技術的な凄みというよりも「気持ちよさ」を重視しており、まさに本作が目指すトーンそのものです。
ゲームプレイとメカニクス
『Hot Blood』の核となるのは、物理演算の相互作用を軸にしたハック・アンド・スラッシュ形式のブロウラーです。戦闘システムはアグレッシブなプレイを推奨しており、タイミングよく攻撃をヒットさせれば、敵をラグドール化させてステージのあちこちへ吹き飛ばすことができます。主なメカニクスは以下の通りです。
- 物理演算による敵のリアクション
- 近接格闘アクション
- ゾンビの大群との遭遇
- ブロウラーアリーナでの3D移動
- シングルプレイヤーに特化したアクション

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物理演算システムこそが、『Hot Blood』を一般的なベルトスクロールアクションと一線を画すものにしています。敵は単にスクリプト化されたアニメーションで倒れるのではなく、攻撃の威力や方向に応じてリアルに反応します。強力な一撃を叩き込めば、ゾンビが別のゾンビにぶつかって連鎖反応を起こすこともあり、それが非常に実用的かつ見ていて最高に面白いのです。
ビジュアルとオーディオデザイン
ローポリゴンの美学が、本作の魅力を大きく支えています。DEKLAZONはこのスタイルを自信を持って採用しており、パンチの効いたカラーパレットとキビキビとしたアニメーションが特徴です。全体的なルックは80年代・90年代のアクション映画のインスピレーションと見事にマッチしており、それらの映画がそうであったように、『Hot Blood』のビジュアル言語もまた、一切の妥協がない大胆なものとなっています。

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本作はESRBでMature(17歳以上対象)のレーティングを受けており、流血表現や激しい暴力、暗示的なテーマが含まれています。そのため、ビジュアルデザインは惨劇を隠そうとはしません。血しぶきの演出や敵のリアクションは、臨床的なゴアシミュレーターというよりも、グラインドハウス映画のようなスタイルで前面に押し出されています。
『Hot Blood』はベルトスクロールファンにとって遊ぶ価値があるか?
短時間でパンチが効いていて、理屈抜きにバカバカしいインディーのハック・アンド・スラッシュゲームを求めているファンにとって、『Hot Blood』は期待に応えてくれる作品です。PlayStation Storeでの評価は175件のレビューで5段階中4.18となっており、ターゲット層の心にしっかりと刺さっていることがわかります。本作はジャンルを再定義しようとしたり、80時間も遊べるような大作を目指したりしているわけではありません。物理演算ベースのアクションというコンセプトを徹底的に突き詰めた、非常に焦点の絞られたブロウラーなのです。

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ローポリゴンのビジュアル、ゾンビの大群との戦闘、そして物理演算による格闘アクションの組み合わせは、『Hot Blood』に万人に受けることよりも特定の層に深く刺さるような独自の魅力を与えています。個性的で明確な美的ビジョンを持つ、手軽で満足度の高いベルトスクロールアクションを求めているプレイヤーなら、まさに求めていた体験がここにあるはずです。






