英国のハイストリートでゲームを購入して育ったプレイヤーにとって、今回のニュースは痛手となるでしょう。かつて英国全土でパッケージ版ゲーム購入の定番スポットであった小売大手GAMEが、約$20 millionの負債を抱え、正式に管理下に入りました。管財人の報告によると、負債総額は$15.8 million GBPにのぼり、その内訳は担保付債権者への$3.5 million GBP、無担保債権者への$12 million GBPとなっています。この数字は、多くの人が懸念していた通り、突然の破綻ではなく、10年近く続いた緩やかな衰退の結果であることを裏付けています。

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買収でも救えなかった10年にわたる衰退
兆候は2016年にまで遡ります。当時、GAMEの利益は1年間で71%も急落しました。これは一時的な不調ではなく、いかなる再編をもってしても覆すことのできない、長期的な下降トレンドの始まりでした。
Sports Directを傘下に持つ小売コングロマリットのFrasers Groupは、2019年にGAMEを買収し、救済の手を差し伸べたかに見えました。しかしその時点で、損失はすでに$43 million GBPまで膨れ上がっていました。買収によって得られたのは時間であり、解決策ではありませんでした。2025年の第4四半期に好調な業績を記録したにもかかわらず、ブランドの立て直しには至らなかったという事実は、問題がいかに根深いものであったかを物語っています。
重要なのは、Frasers Groupが参入した時点で、GAMEが依拠していた小売モデルはすでに崩壊していたという点です。パッケージ版ゲームの売上は業界全体で減少傾向にありました。問題は、GAMEが長期的に生き残れるかどうかではなく、どれだけ持ちこたえられるかという点にありました。
何が致命傷となったのか
管財人は、主な要因として「デジタル版ゲームへの移行」「Brexitによる経済的打撃」「オンライン小売やスーパーマーケットによる低価格攻勢」の3点を挙げています。
コンソール発売のタイミングも状況を悪化させました。2020年以降、主要な新型ハードウェアの発売はありませんでした(PlayStation 5とXbox Series Xの発売はありましたが、世界的な半導体不足により供給が極端に制限されていました)。この供給不足により、GAMEは売上を伸ばすべきタイミングでコンソール本体を十分に販売できませんでした。デジタルストアの普及に伴い、パッケージ版ゲームの同梱率(アタッチレート)も低下しました。結局のところ、GAMEのビジネスモデル全体が、急速に失われつつあったプレイヤーの購買行動に依存していたのです。
さらにBrexitはサプライチェーンのコストを複雑化させ、ゲームのような嗜好品に対する消費者の支出意欲を削ぐ結果となりました。
ブランドの現状
GAMEの単独店舗は閉鎖されました。ブランド自体が完全に消滅したわけではありませんが、かつての姿は見る影もありません。現在、GAMEはオンライン販売と、Frasers Groupの所有するSports DirectおよびHouse of Fraser店舗内でのコンセッション(売店)運営を続けています。
管財人は現在、オンライン特化型モデルへの縮小、第三者へのブランド売却、あるいは運営コストを賄えない場合の完全清算など、複数の選択肢を検討していると報じられています。GAMEというブランドの知名度を考えれば売却の可能性はありますが、買い手には物理的な店舗の再開ではなく、明確なデジタル戦略が求められるでしょう。
パッケージ版ゲーム小売の全体像
GAMEの破綻は孤立した出来事ではありません。ビデオレンタルにおけるBlockbusterの終焉や、HMVが繰り返してきた経営危機、そしてハイストリートにおけるエンターテインメント小売の空洞化と同じ流れを汲んでいます。パッケージメディアを中心に据えたフォーマットは、デジタル配信が主流となると競争力を維持できないというパターンが繰り返されているのです。
多くのプレイヤーが見落としているのは、GAMEの衰退が単一の誤った判断によるものではないという点です。これは、ビジネスモデルと時代の変化の構造的な不一致によるものです。2016年の利益急落は、ゲームのストリーミングが主流になる前、Game Passが期待値を塗り替える前、そしてデジタルがプレイヤーにとってのデフォルトになるよりもずっと前に起きていたのです。
小売ゲームビジネスの運営、つまり棚の管理や在庫管理、日々の売上目標といった経済活動に関心がある方には、『Retro Rewind』がその過酷さを驚くほど詳細に描いています。Retro Rewindの利益ガイドでは、物理的な店舗を運営する際、いかに利益率が厳しく、一つひとつの決断が重要であるかが解説されています。
管財人の次の一手が、GAMEという名前をどのような形で残すのかを決めることになります。パッケージ版小売の現状と抱えている負債額を考えれば、債権者は大きな損失を覚悟すべきでしょう。ブランドの知名度はあっても、知名度だけで$20 millionの請求書を支払うことはできないのです。








