Animoca BrandsとThe Sandboxは、香港を拠点とした4週間のコンペティション「Creative Minds Jam #1」を共同開催します。本イベントでは、エージェンティックAIを活用して開発を行うクリエイター、学生、デベロッパーを対象に、総額$10,000の賞金が用意されています。登録は2026年7月28日に開始され、その2日後の7月30日には、Animoca Brandsの香港本社にて対面式のキックオフイベントが開催されます。
本コンペティションは、常時稼働型のAIエージェントプラットフォームであるMinds by Animoca Brandsを中心に展開されます。このプラットフォームを利用することで、ユーザーは独自のサーバーを構築したり、複雑なインフラを管理したりすることなく、自律的なAIエージェントをデプロイおよび管理することが可能です。特筆すべき点は、参加のハードルが意図的に低く設定されていることであり、AIに関する事前の経験は一切不要です。
参加者に求められる開発内容
テーマは「Build What Creators Need Next(クリエイターが次に必要とするものを構築せよ)」であり、コンテンツの発見性、オーディエンスのエンゲージメント、ワークフローの効率化といった実践的な課題に焦点が当てられています。提出物にはMindsのエージェントを組み込む必要がありますが、その他の開発ツールについては参加者が自由に選択可能です。
審査では、創造性、技術的な実装、ユーザーエクスペリエンス、そしてエージェンティックAIの活用における独創性が評価されます。作品の提出期限は8月28日で、9月上旬に開催されるショーケースイベントにて受賞者が発表されます。
多くのプレイヤーが見落としがちなのが、このコンペティションにおける副賞の存在です。受賞者はMinds Investment Programmeの検討対象となり、投資委員会の承認を前提として、最大$10,000,000の投資枠が割り当てられる可能性があります。これは、本気で開発に取り組むビルダーにとって、非常に大きな意味を持つ要素です。
コンペティションを支えるコミュニティインフラ
ブロックチェーンを活用した教育に注力するコミュニティ主導のDAO(自律分散型組織)、Open Campusが公式コミュニティパートナーを務めます。4週間の期間中、毎週のワークショップ、メンタリングセッション、オープンオフィスアワー、そして専用のコミュニティハブが提供されます。
本コンペティションは、Hong Kong Institute of Information Technology、Hong Kong Design Institute、Index Academy、The Hong Kong Polytechnic University School of Design、Hong Kong Designers Associationといった香港の複数の教育機関から支援を受けています。これは、主催者がどのような層の参加を求めているかを示す重要なシグナルです。
Borget氏とSiu氏が語る今後の展望
The Sandboxの共同創設者兼アンバサダーであるSébastien Borget氏は、本コンペティションを、技術的な背景を問わずクリエイターが実践的な機会を得られる場であると位置づけ、エージェンティックAIがデジタル体験をどのように変革できるかを強調しました。また、Animoca Brandsの共同創設者兼エグゼクティブ・チェアマンであるYat Siu氏は、AIエージェントの台頭により、技術的な要求の高いツールから、適応力のあるデジタル・コラボレーターへとシフトが進み、クリエイターエコノミーが最大の恩恵を受けることになると述べました。
ここでの重要なポイントは、両氏の言葉が「AIを活用した創作活動をより身近なものにし、エンジニアリングの背景がなくても、誰もがアイデアを体験やビジネスへと変換できるようにする」という共通の目標を指している点です。
コンペティションの主要日程
事前登録は、DoraHacksのCreative Mindsページにて現在受付中です。提出開始前に開発の準備を進めたい方は、The Sandboxの装備品を使ってゲームを作成する方法に関するガイドをご覧ください。このガイドでは、Game Makerツールセットについて詳しく解説しており、The Sandboxのエコシステム内でクリエイター向けの体験を構築しようと考えている方にとって直接役立つ内容となっています。








