これまでのAssassin's Creedシリーズにおいて、Steamでこのような記録を達成したタイトルはありませんでした。Assassin's Creed Black Flag Resyncedは、7月9日のリリースからわずか3日でValveのプラットフォームにおける同時接続プレイヤー数10万人を突破し、シリーズが約20年間にわたって追い求めてきた記録を塗り替えました。
シリーズ全体で見ても異例の数字
Black Flag Resyncedの同時接続プレイヤー数のピークは104,756人を記録しました。この数字がいかに重要であるかは、シリーズのこれまでの最高記録がAssassin's Creed Shadowsの64,825人であったことからも明らかです。これは単なる微増ではなく、Resyncedがその記録をほぼ倍増させたことになります。
歴代3位はAssassin's Creed Odysseyの62,069人、続いてOriginsの41,551人となっています。シリーズの他のタイトルは、Steamでの同時接続プレイヤー数が20,000人未満でピークを迎えていました。2013年に発売され、当時はコンソール版が主流だったオリジナルのAssassin's Creed IV: Black Flagの最高記録は16,049人でした。Resyncedはその数字を88,707人も上回ったことになります。
賛否両論の評価と記録的な数字
特筆すべきは、ResyncedがSteamで「賛否両論」の評価でスタートした点です。プレイヤーからはマイクロトランザクションや$80のDLCに対する不満の声が上がっていました。Ubisoftは、追加コンテンツはゲームを楽しむために必須ではないと公に反論しましたが、こうした議論もプレイヤー数の増加を止めることはできませんでした。
ゲーマーにとってこれが意味するのは、価格設定モデルに関する議論と、実際にゲームをプレイしたいという欲求は、完全に別物であるということです。ストアに対する感情がどうであれ、人々がEdward Kenwayと共にカリブ海に戻ることを強く望んでいるのは明らかです。
なぜBlack Flagがこれを成し遂げたのか
オリジナルのBlack Flagは、2013年以降、その評価を高め続けてきました。本作は、海戦、オープンワールドの海賊体験、そしてフードを被ったアサシンというテンプレートとは一線を画す主人公など、シリーズにとって絶妙な立ち位置にあります。多くのPCプレイヤーにとって、本作は未プレイのままだったか、あるいは前世代のコンソールでプレイした経験を、リビルドされた形で再体験したいという需要があったのでしょう。
Resynced版では、ビジュアルの刷新に加え、新たなコンテンツも追加されています。A World Without Goldクエストラインは、シーケンス11完了後にアンロックされ、8つの新しいクエストが追加されます。これにより、懐かしさだけでなく、復帰したプレイヤーにも新たな目的が提供されています。
リリース前の兆候もこれを裏付けていました。アナリストは、ResyncedのSteamでの予約販売数がShadowsのリリース前期間の5倍に達すると予測しており、Ubisoft自身も予約販売においてシリーズ最高クラスのタイトルであると述べていました。10万人というマイルストーンは、それらの予測が決して楽観的な見通しではなかったことを証明しています。
Ubisoftの今後の展望
Ubisoftにとって、ここ数年のPC市場での展開は複雑なものでした。Shadowsは堅調なパフォーマンスを見せましたが、爆発的なヒットには至らず、過去のカタログタイトルもSteamでは静かな状況が続いていました。Resyncedは、その状況を数値という具体的な形で一変させました。
重要なのは、この記録が新しいIPやライブサービスへの注力によって達成されたわけではないという点です。人々がすでに愛していた12年前のゲームのリメイクによって達成されたのです。これは、シリーズのブランド価値がどこに宿っているのか、そしてどのようなプロジェクトがその価値をプレイヤー数に転換できるのかを物語っています。
これからプレイを始める方で、フル体験にかかる時間が気になる場合は、Black Flag Resyncedのクリア時間ガイドをご覧ください。メインストーリー、コンプリート要素、そして追加コンテンツの所要時間がまとめられており、海上での冒険の計画に役立てることができます。








