Bungieは、これまで数ヶ月間控えていた戦略に踏み切ります。6月2日から始まるSeason 2のローンチに合わせて、Marathonが1週間限定で完全無料開放されることになりました。
同スタジオはこれを「Open Play Week」と銘打ち、6月2日から6月9日まで、Steam、PlayStation 5、Xbox Series X|Sの全プラットフォームで実施します。この期間中は、制限付きのデモ版やベータ版の断片ではなく、ゲーム本編のすべてをプレイ可能です。期間中に獲得した進行状況はそのままSeason 2に引き継がれるため、プレイヤーは無駄な時間を過ごす心配はありません。

Season 2に向けてランナーを選択しよう
ローンチ前のベータ版との違い
重要な点として、Marathonはローンチ前に無料ベータを実施していましたが、当時のバージョンは意図的に制限がかけられていました。すべてのマップが開放されていたわけではなく、ランナーシェルも制限されており、正式リリース時にはすべてのデータがワイプされていました。当時プレイして離脱してしまったプレイヤーは、ゲーム本編の真の感触を味わう機会がなかったのです。
今回は、Bungieは制限なしでMarathonを体験できるようにしています。すべてのマッププール、すべてのランナーシェル、そしてシーズン序盤の本格的なプログレッションループがすべてプレイ可能です。プレイヤーを夢中にさせる、あの最初の「戦利品持ち出し(エクスフィル)」の成功体験が、ゲームをダウンロードするだけで誰でも味わえるようになります。
なお、コンソール版のプレイヤーがオンラインマルチプレイヤーにアクセスするには、引き続きPlayStation PlusまたはXbox Game Pass Coreの有効なサブスクリプションが必要です。これはBungieの管理外の要件となります。Steam版のPCプレイヤーには、こうした障壁はありません。
この動きが必要となった背景にある数字
MarathonのSteamにおける同時接続プレイヤー数は、Bungieが公にしたくないであろう現実を物語っています。ローンチ時には約80,000人の同時接続プレイヤーを記録しましたが、Season 1の終了が近づくにつれ、その数は10,000人付近まで減少しました。ライブサービスゲームにおいて、このような減少は珍しいことではありませんが、その減少の勢いは急激であり、プレイヤーベースの状況はゲーミングコミュニティで頻繁に議論されるトピックとなっています。
Sonyは決算説明会でこの件に直接言及し、「熱心なコアユーザー」の維持と、全体的なオーディエンスの拡大を今後の道筋として示しました。言葉は慎重に選ばれていましたが、意図は明白です。Marathonにはより多くのプレイヤーが必要であり、彼らに定着してもらう必要があるということです。
Bungie側は、少なくともサービス開始から丸1年はゲームを継続する姿勢を見せています。スタジオは現シーズンを大きく超えるストーリー展開の計画を概説しており、公開されている数字がプレッシャーとなっている中でも、内部的な自信を示しています。

Season 2のマップと脱出ゾーン
Season 2で何がもたらされるのか
6月2日に始まるのはOpen Play Weekだけではありません。Season 2では全面的に新しいコンテンツが導入され、最近のトレーラーを見る限り、Bungieはサバイバルホラーの方向性を強めているようです。「Nightfall(日没)」というフレーズは、Season 1の雰囲気が少しクリーンすぎると感じていたプレイヤーにも響くような、トーンの変化を示唆しています。
新規プレイヤーにとって、序盤で勢力(ファクション)システムを理解することは大きな利益をもたらします。勢力のランクを上げることで、より良い装備やアップグレードがアンロックされます。Marathonの勢力ガイドでは、リエゾン契約の仕組みや、新シーズンの開始数日間でどこに注力すべきかを詳しく解説しています。
ここでのポイントは、Season 2ではBungieが「クリーンな状態(リセット)」と呼ぶ環境から全員がスタートできるという点です。シーズンリセットのタイミングでは、ベテランプレイヤーと新規プレイヤーの足並みが揃いやすいため、この無料開放期間の設定は非常に意図的かつ賢明なものと言えます。
これが十分な対策となるか
1週間の無料開放は有意義なジェスチャーですが、Marathonの長期的な健全性は、Season 2のコンテンツが6月9日以降もプレイヤーを留まらせる理由になるかどうかにかかっています。Bungieは優れたガンプレイとオーディオデザインを武器にしており、私たちの詳細レビューでも、脱出ループが噛み合った時の面白さは、現在のジャンル内でも最高のシューターゲームに匹敵すると評価しています。
より困難な課題は、無料期間中に興味を持ったプレイヤーを、有料プレイヤーへと転換させることです。Season 2がダークなトーンを実現し、コンテンツの供給ペースを維持できれば、この無料開放期間はまさに絶好のタイミングだったと言えるでしょう。もしゲームが最初の数セッション以降もプレイヤーの関心を引き留めるのに苦戦するようなら、この無料週間は転換点ではなく、単なる脚注に終わってしまうかもしれません。
6月の第2週にSteamのチャートを注視しましょう。その数字こそが、公式声明よりもMarathonの今後の軌道を雄弁に物語るはずです。








