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SteamがCapcom最大の収益源に
Capcomの最新の決算資料において、注目すべき数字が明らかになりました。2025年4月から2026年3月までの期間、同社の総売上のうちSteamが占める割合は20.7%に達し、金額にして約2億5200万米ドルを記録しました。比較対象であるPlayStationの売上は10.6%、約1億2900万米ドルとなっています。これは単なる僅差ではありません。ほぼ2倍という差であり、しかもPC版Monster Hunter Wildsのローンチ時の最適化不足が指摘されていた会計年度に達成された結果です。
この好調を牽引しているのは、予想通りの人気フランチャイズです。Resident Evil、Monster Hunter、そしてDevil May Cryは、ここ数年でPCプラットフォームにおいて強固なプレイヤー層を築き上げており、その成果が数字に表れています。Resident Evil 5は、Steamにおけるカタログタイトルの根強い人気を示す好例です。2009年に発売されたこのタイトルは、セール時には今なお売上を伸ばし、PC版シリーズの中でも最もプレイされている作品の一つであり続けています。
50/50の比率が意味するもの
重要な点は、Capcomが今年初めに、PC版の売上が総売上の約50%を占め、残りの半分をPlayStation、Xbox、Nintendoが分け合っていると既に示唆していたことです。そのため、Steamが収益チャートで圧倒的な存在感を示していることは、単体で見れば驚くべきことではありません。注目すべきは、PlayStationとの間に生じている格差の大きさです。
PlayStationは単一のプラットフォームであり、Steamも実質的には単一のストアフロントです。PC向けのストア一つが、Sonyのエコシステム全体を上回る2倍の収益を上げているという事実は、Capcomのファン層がどこへ移行したのかを如実に物語っています。PCプレイヤーは過去のカタログタイトルを購入します。セール時に購入し、5年、10年、15年前にリリースされたゲームを遊びます。Resident EvilシリーズだけでもSteamには膨大なバックカタログが存在し、こうしたロングテールな購買行動が急速に積み重なっているのです。
Monster Hunter Wildsの移植問題も勢いを止められず
Monster Hunter Wildsは2025年初頭にPC版がリリースされましたが、パフォーマンスの問題が大きく取り上げられました。フレームレートの低下、スタッター(カクつき)、最適化不足に対する不満が、発売後数週間にわたって議論の的となりました。それにもかかわらず、Steamは当該会計年度において、PlayStationの2倍以上の収益を上げました。
これは、CapcomにとってPCのプレイヤーベースがいかに巨大化したかを示すと同時に、他のカタログタイトルがいかに収益を補完しているかを反映しています。Devil May Cry 5は、大幅な割引やNetflixのアニメシリーズによる関心の高まりを受け、同期間に過去最高の売上を記録したと報じられています。一方、Resident Evilシリーズは、新作だけでなく、協力プレイやMod文化を通じて熱心なPCコミュニティを築いたResident Evil 5のような旧作も安定して売れ続けています。
日本のパブリッシャーによるPCへの取り組みの大きな転換
現在のCapcomの立ち位置は、10年前とは大きく異なります。かつて『Final Fantasy 13』がPCに移植されるまでには5年近くかかりました。Monster Hunter WorldのPC版リリースはコンソール版から約1年後であり、『Persona 5』はさらに時間を要しました。業界全体でPC版の同時発売(デイ・アンド・デイト)へとシフトしたことは、収益構造を変える大きな要因となっており、Capcomはその恩恵を最も受けている企業の一つです。
ここでの鍵は、PCプレイヤーは定着しやすいという点です。PlayStationで発売されるゲームの収益の大部分は、発売から数週間で発生します。しかしSteamでは、カタログセールが収益のカーブを大幅に延長させます。Capcomは現在、PC版の売上比率が今後も上昇し続けると予測しており、SteamとPlayStationの収益格差は縮まるどころか、さらに拡大していく可能性が高いでしょう。
シリーズをこれから始めるプレイヤーや、過去作を再プレイしたいプレイヤーにとって、Resident Evil 5のガイドコレクションは良い出発点となります。また、Steamで展開されているCapcomの全タイトルは、同社の次なる新作を待つ間にも十分に楽しめる内容となっています。その他のカタログタイトルに関する情報は、ゲーミングガイドでご確認ください。

