『American Dad』とのコラボがFortniteに登場しましたが、ファンが真っ先に注目したのはバンドルに含まれている内容ではなく、欠けている要素でした。
同番組の主人公であり、シリーズで最も認知度の高いキャラクターと言っても過言ではないStan Smithが、今回のパッケージには含まれていません。2005年から続く番組のコラボレーションとしては、非常に目立つ不在と言えます。
2,700 V-Bucksで何が手に入るのか
このバンドルは2,700 V-Bucksで販売されており、V-Bucksの購入パッケージにもよりますが、日本円にしておよそ$22相当となります。この価格で手に入るのは、変幻自在のエイリアンであるRoger Smith、そしてFrancine SmithとHayley Smithです。また、各キャラクターに関連するコスメティックアクセサリーもセットになっています。
ここで問題なのは、Rogerは番組内で非常に愛されているキャラクターであり、その衣装のバリエーションからFortniteのスキンとしても魅力的な選択肢であるという点です。FrancineとHayleyが家族を補完する構成も納得できます。しかし、番組のタイトルに名前が入っている本人が不在のまま、脇役だけでバンドルが構成されているのです。
参考までに、2,700 V-Bucksという価格はFortniteのコラボバンドルの中でも高めの設定です。Fortnite Ramboバンドルはこれより低い価格設定でありながら、看板キャラクターを前面に押し出していました。フランチャイズの顔が含まれていない以上、今回の『American Dad』バンドルの価格設定を正当化するのは難しいと言わざるを得ません。
Stan Smithの不在がプレイヤーにとって重要な理由
Fortniteのコラボバンドルは、看板キャラクターが含まれているかどうかが成功の鍵を握ります。John Wickのスキンが登場した時はJohn Wickそのものでしたし、Spider-Manの時も同様です。『American Dad』のバンドルを購入するプレイヤーの多くは、Stan SmithがCIAの不条理な陰謀や郊外の家庭の騒動に巻き込まれる姿を見て育ったファンでしょう。
Epic Gamesは、Stanが今後個別の販売として登場するのか、あるいは将来的に追加されるのかについて明言していません。この不確実性こそが最大の問題です。Stan Smithのスキンが後日個別でリリースされた瞬間に、現在のバンドルが「不完全なもの」になってしまうリスクを抱えながら2,700 V-Bucksを支払うのは、大きな賭けと言えます。
Fortniteのコラボ価格設定に見られる傾向
Fortniteのコラボレーションにおいて、ファンから最大限の収益を得るような構成が取られたのは今回が初めてではありません。よくあるパターンとして、まずは脇役キャラクターのバンドルをリリースし、数週間後にメインキャラクターをフル価格のスキンとして個別に販売するという手法があります。バンドルを購入したファンは、コンプリートを目指すために二重の支払いをする羽目になります。
多くのプレイヤーが見落としがちなのは、アイテムショップはローテーションしており、初日に購入を急ぐ必要はほとんどないという点です。1〜2週間待てば、不在のキャラクターが単体スキンとして登場するかどうかが判明することが多く、それによって元のバンドルの価値判断も劇的に変わります。
『American Dad』コラボはFortniteのロースターへの楽しい追加要素であり、特にRoger Smithはゲームの美的感覚にもうまく馴染んでいます。しかし、一家の家長が不在のファミリーバンドルに2,700 V-Bucksを支払うのは、フルプライスとしては厳しい判断です。Stan Smithがアイテムショップに登場するかどうか、そしてEpicの全容が明らかになった際にどのようにコレクションを完成させるのがベストか、Fortniteガイドハブで最新情報をチェックしておきましょう。








