ワームたちが帰ってきました。今回はタクティカルなグリッドを引っ提げての登場です。Worms: Galactic TacticsがGamescom 2026のOpening Night Liveにて正式発表され、Team 17が本シリーズを今後どのような方向へ導こうとしているのか、ファン待望の初公開となりました。
実のところ、今回の発表は驚きというほどではありませんでした。Gamescomの開幕前からすでに2度のリークが発生しており、非公式のゲームプレイ映像が数週間前からネット上に出回っていたからです。しかし、公式発表はやはり別物です。世界最大級のゲームイベントで正式にプレゼンテーションされることで、リーク情報とは比較にならないほどの「現実味」が感じられました。

宇宙版XCOM、それがWorms
Galactic Tacticsがどのようなゲームかを端的に表すなら、「XCOM」と「Mario + Rabbids」を掛け合わせ、そこにWormsシリーズ特有の破壊的なカオスを詰め込んだものと言えるでしょう。本シリーズはこれまでも、ポジショニングや武器選択がエイム(照準)と同じくらい重要視されるなど、戦略的な要素が組み込まれてきました。本作では、その要素がさらに強化されています。
Worms Armageddonのような従来のWormsタイトルが直感や武器の習熟度を重視していたのに対し、Galactic Tacticsでは数手先を読む戦略性が求められます。戦場での移動、ユニット配置、アクションのシーケンスといった要素は、シリーズ史上最も緻密なターン制構造を示唆しています。
これが満足度の高い体験につながるかどうかは、実際のプレイアビリティ次第であり、実際に触れてみるまでは分かりません。しかし、コンセプトとしては理にかなっています。Wormsには以前から、爆発的なアクションの裏側にタクティクスゲームとしての骨格が備わっていたからです。
リーク情報が示唆していたこと
今回の発表に至るまでの道のりは、異例の公開状態にありました。2026年8月初旬のリークにより、Team 17が情報を解禁する前に、プレイヤーはゲームタイトルや一部の生々しいゲームプレイ映像を目にすることとなりました。Opening Night Liveが開催される頃には、注目していたほとんどのファンが、何が発表されるのかを概ね把握していました。
このような事前の露出は、スタジオにとって諸刃の剣です。サプライズ感は失われますが、話題作りは早まります。ネット上の反応を見る限り、Wormsのファンは発表の経緯に関わらず、本作に純粋な関心を寄せているようです。
銀河を舞台にした設定も、トーンの大きな変化を象徴しています。過去の作品ではミリタリーパロディや中世風など、様々なテーマの美学が取り入れられてきましたが、本格的なSF要素を取り入れることで、新しい武器タイプや環境、そしてシリーズが得意とする不条理なユーモアを表現する余地が大きく広がりました。
シリーズにおける本作の位置付け
Wormsはこれまで、ジャンルの実験において複雑な歴史を歩んできました。すべてのスピンオフが成功したわけではなく、ストラテジーゲームのファンは、Galactic Tacticsがタクティカルな公式を完全に突き詰めるのか、それとも近年の作品のようなカジュアルな方向性に寄せるのか、注視することになるでしょう。
本作の初期説明において、「XCOM」との比較が頻繁になされています。もし完成品がその期待に応え、ターン制システムに深い戦略性と戦場での重要な意思決定をもたらすのであれば、ここ数年で最も興味深いWormsゲームになる可能性があります。もし中途半端な仕上がりであれば、タクティクスゲームとしても、メインラインのWormsとしても満足度の低い作品になってしまうリスクがあります。
現時点でリリース日や対応プラットフォームの詳細は確認されていません。Galactic Tacticsの続報を待つ間、シリーズを振り返りたいプレイヤーは、GAMES.GGのWorms Armageddon攻略ガイドをブックマークしておくことをお勧めします。







