Grand Theft Auto VIは、もはや『GTA V』がノスタルジーを感じさせるほど長い期間、開発が続いています。そのため、先週Rockstarの元開発者が開発期間の長期化に関する説を唱えた際、ゲーミングフォーラムは大きな盛り上がりを見せました。
Rockstarで『GTA』シリーズや『L.A. Noire』のオーディオエンジニアを務めたRob Carr氏は、Kiwi TalksのYouTubeチャンネルに対し、『GTA 6』のためにRockstarが「Rage Engineを全面的に作り直した」と考えていると語りました。その理由は単純です。Rage Engineは『GTA IV』以降、Rockstarのオープンワールドゲームを支えてきましたが、それ以降のゲームアーキテクチャの劇的な進化を考えれば、フルリビルドは理にかなっているというものです。「もし作り直していないとしたら驚きだ」とCarr氏は述べ、『GTA V』が3世代前のコンソールで発売された作品であることを改めて指摘しました。
Rockstar関係者が実際に語ったこと
重要なのは、Carr氏の説が完全に間違いというわけではないものの、全体像を捉えているわけでもないという点です。Rockstarの内部開発に詳しい情報筋によると、同スタジオのアプローチは、ゼロからの作り直しというよりも、より反復的な開発手法をとっているとのことです。『GTA 6』版のRage Engineは、ゼロから構築されたものではなく、『GTA V』や、特に『Red Dead Redemption II』で行われた作業をベースに進化させたものだといいます。
これはRockstarが歴史的に行ってきた開発手法と一致します。同スタジオはプロジェクトやスタジオ間でコードやエンジン技術を共有しており、『RDR2』で実現した物理演算、アニメーション、ワールドシミュレーションの進歩は、ほぼ間違いなく『GTA 6』の開発パイプラインに直接反映されているはずです。Carr氏自身もインタビューの別の箇所で、『GTA 6』には『RDR2』で初めて見られた機能が引き継がれるだろうと認めていました。
つまり、Rage Engineはほぼ間違いなくアップデートと拡張が繰り返され、2013年当時とは比較にならないほど強化されているはずです。最終的な見た目が『GTA V』のエンジンと全く別物であったとしても、「完全な作り直し」と呼ぶのはおそらく単純化しすぎでしょう。
開発スケジュールが依然として疑問視される理由
エンジンに関する説は、より大きなパズルの1ピースに過ぎません。リモートワークによってRockstarの開発ペースが鈍化したと報じられており、コミュニティでは以前から『GTA 6』の規模が開発中に大幅に膨れ上がったのではないかと推測されてきました。エンジンの出自がどうあれ、これほどの規模のゲームを管理することは非常に困難です。
多くのプレイヤーが見落としがちなのは、エンジン開発とゲーム開発は順序立てて行われるものではないという点です。チームはエンジンが改良されている最中にもゲームを構築していきます。開発途中の大規模なエンジン刷新は単なる技術的課題にとどまらず、それに依存するすべてのシステムに影響を及ぼします。もしRockstarが『GTA 6』のワールドを構築しながら同時にRage Engineを大幅に作り直していたとしたら、それだけで数年分の追加期間を要したとしても不思議ではありません。
無視すべき「セーブ/ロード」の噂
エンジンに関する説は議論の価値がありますが、すべての『GTA 6』の噂がそうとは限りません。英国のタブロイド紙『PopBitch』は最近、ゲームの延期は解雇された開発者がセーブ/ロードシステムを壊したことが原因であり、『GTA 6』の初期バージョンにはそもそもセーブ機能が組み込まれていなかったと主張しました。この主張は、聞こえてくる通り全く信憑性がありません。プロジェクトに詳しい情報筋は、『GTA 6』には正常に機能するセーブ/ロード機能が実装されていると断言しています。この噂は「作り話」として片付けて良いでしょう。
重要なのは、『GTA 6』のリリースが近づくにつれ、ノイズの中から確かな情報を見極めることです。Carr氏のエンジン説は、たとえ誇張があったとしても、実際にRockstarで働いていた人物による技術的背景に基づいたものです。一方、『PopBitch』の主張にはそれがありません。
現時点で判明しているゲームの詳細なまとめについては、Grand Theft Auto VIのWikipediaページが、公式発表や検証済みの詳細を網羅しており、リリース日に向けてブックマークしておく価値があります。








