Gen 4 SSDで$799。まずはこの事実をじっくり噛み締めていただきたい。
SanDiskが新型ゲーミングSSD「Optimus」シリーズを発売したが、その価格設定は、思わず製品ページを二度見して読み間違えではないかと確認したくなるレベルだ。フラッグシップモデルのOptimus GX 7100Xは、PCIe Gen 4 M.2ドライブで、読込速度最大7,250 MB/s、書込速度最大6,900 MB/sを誇る。しかし、2 TBモデルの希望小売価格(MSRP)は$799に設定されている。4 TBモデルに至っては$1,580だ。現在SanDiskは「セール」を実施しており、2 TBモデルは$630まで値下げされているが、最新の高速インターフェースを採用しているわけでもないドライブに対しては、依然として驚くべき金額と言える。

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何に対して支払い、何に対して支払っていないのか
GX 7100Xは、安価なドライブに採用されるQLCメモリではなくTLC NANDを採用しており、5年間の保証が付帯する。これらはプラス要素だ。また、本ドライブはAsus ROG Xbox Allyの公式ライセンスを取得しており、SanDiskはこの点をプレミアム価格の根拠としているようだ。しかし、ここが重要なのだが、標準的なGen 4 M.2 NVMeドライブであっても、特別な認証なしでXbox Allyで問題なく動作する。非ライセンスのドライブを使用したからといって保証が無効になるような事例も確認されておらず、この「公式ライセンス」というバッジは、実質的な差別化要因というよりも、マーケティング用のステッカーのように感じられてしまう。
この価格がいかにかけ離れているかを示す比較対象として、WD Black SN8100(2 TB)を挙げよう。こちらはOptimusシリーズのどのモデルよりも圧倒的に高速なGen 5ドライブでありながら、現在の実勢価格は約$386だ。GX 7100Xの希望小売価格の半分以下で、より高速なドライブが手に入るのである。
PS5モデルはさらに理解しがたい
GX 7100Xの価格設定で眉をひそめたなら、Optimus GX PRO 850Pはさらにその上を行く。こちらはPS5のアップグレード用ドライブとして位置づけられており、同じくGen 4で、読込速度7,300 MB/s、書込速度6,600 MB/sというスペックだ。1 TBモデルの希望小売価格は$475、2 TBモデルは$950となっている。
PS5は、250 GBから8 TBまでの4レーンPCIe Gen 4 M.2 NVMeドライブであればどれでも認識する。ソニーはこれまで公式ライセンスドライブを必須としたことはなく、コンソールの互換性は設計段階から幅広く確保されている。GX PRO 850Pには、PS5の熱環境に最適化されたと思われる大型のヒートシンクが付属している。PS5の拡張スロットはエアフローが限られているため、これは正当な配慮と言える。しかし、ヒートシンクが付いているというだけで、1 TBのGen 4ストレージに$475もの価格を正当化できるだろうか。同等のヒートシンク付きドライブは$200以下で入手可能だ。
現在SanDiskは、1 TBのGX PRO 850Pを「セール」価格の$380で提供している。比較として、WD Black SN7100の1 TBモデルは$189である。
なぜかGen 5モデルの方が安い
Optimusシリーズで真に奇妙なのは、Gen 5ドライブの立ち位置だ。Optimus GX PRO 8100はPCIe Gen 5に対応しており、1 TBの希望小売価格は$525、セール価格は$350となっている。つまり、SanDiskの公式サイト上では、Gen 4のGX PRO 850P(1 TB)よりも、Gen 5のモデルの方が安く販売されているのだ。
ラインナップの比較は以下の通りである:
価格戦略の裏を読む
多くのプレイヤーが見落としがちなのは、より広い文脈だ。RAMやSSDの価格は全体的に上昇傾向にあり、その主な要因はAIインフラ需要がコンシューマー向けストレージの供給を圧迫していることにある。SanDiskは、希望小売価格をあらかじめ高めに設定しておくことで、将来的な「割引」が、高止まりした基準値に対して妥当に見えるように先手を打っているようだ。セール価格が基準点となり、希望小売価格はセールをお得に感じさせるための数字と化している。
この戦略が通用するかどうかは、現在の価格環境がいつまで続くかにかかっている。もし現在PCを自作中、あるいはコンソールのストレージをアップグレード中で、セットアップの性能を最大限に引き出したいと考えているなら、当サイトの『Directive 8020のベストPC設定最適化ガイド』をチェックして、ストレージへの投資がゲーム内のパフォーマンス向上にしっかり反映されるようにしてほしい。その他のハードウェアやゲーム関連の情報については、SSDの価格が正常な水準に戻るまでの間、当サイトの『ゲーミングガイドハブ』をぜひ活用していただきたい。
Optimusシリーズは、現在SanDiskのウェブサイトで販売中だ。Gen 5のGX PRO 8100がさらに値下げされれば、このシリーズの中で唯一検討に値するモデルとなるだろう。この価格帯のGen 4ドライブについては、ライセンスバッジの有無にかかわらず、購入を見送るのが賢明だ。








