Xboxの従業員数千人が自身の雇用状況を知る中、Blizzardのスタッフにはトップから異なるメッセージが送られました。Blizzard EntertainmentのプレジデントであるJohanna Faries氏は、従業員に向けた社内メールの中で、この日の重苦しさに触れつつ、スタジオの人員への影響はXbox組織全体と比較してはるかに限定的であることを示唆しました。
今週実施されたXbox全体での人員削減は合計で約1,600名に達し、Xbox CEO Asha Sharma氏が通期で明言していた3,200名の削減計画の約半分に相当します。少なくとも現時点において、Blizzardが受ける影響は「比較的小規模」であると説明されています。

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Faries氏がチームに伝えたこと
公に共有されたメールの内容には、一部次のように記されています。「本日の出来事や、それがBlizzardにとって何を意味するのかについては、今後の連絡で詳細をお伝えすることになります。まずは、本日は多くの人々に様々な形で影響を及ぼす困難な日であることをお伝えしておきます」
また、Faries氏はBlizzardのスタッフに対し、「集中力と創造性を持って取り組んでいる」ことに感謝を述べ、現在の状況を「非常に流動的な時期」と表現しました。これは、状況がまだ進行中であることを慎重に言い換えたものです。このメッセージは、Blizzardにおける今後の変化の可能性を否定するものではなく、詳細は追って報告するという内容にとどまっています。
重要なのは、スタジオのプレジデントによるこのような慎重で断定を避ける表現は、全容がまだ決定していないことを意味することが多いという点です。Faries氏はBlizzardが安泰だと言っているわけではなく、自身のチームにとって今日は最悪の事態ではなかったと伝えているのです。
なぜBlizzardは現時点で守られているのか
Blizzardが比較的安全である理由は、Xboxが再編を行っている根本的な理由と直結しています。Sharma氏は、会社が成果の出ないプロジェクトに過度にリソースを分散させ、中核となる事業に必要な注力ができていなかったことを明確に認めています。同氏は「戦略を測る最大の指標は、どこにリソースを投じるかであり、我々は単純に手を広げすぎていた」と述べています。
Diablo、StarCraft、Warcraft、そしてライブサービスとして圧倒的な規模を誇るWorld of WarcraftといったBlizzardのポートフォリオは、まさにXboxが保護し、軸として強化したいと考える、確立された高収益IPそのものです。これらは実験的な賭けではなく、数十年にわたるプレイヤーの忠誠心と安定した収益を誇るフランチャイズです。
さらに、BlizzardのIPをゲームの枠を超えて展開する、テレビや映画などのクロスメディア化計画も報じられています。ソースとなる素材を生み出すスタジオを解体してしまえば、そのような拡大は実現できません。
影響を受けたスタジオ
他のXbox傘下スタジオとの対比は非常に鮮明です。Undead Labs、Compulsion Games、Ninja Theory、Double Fine Productionsの4つのスタジオは完全に閉鎖されます。Undead LabsとNinja Theoryは外部の買い手に売却され、Compulsion GamesとDouble Fineは独立スタジオとしてスピンオフされる予定です。
Arkane Studiosの状況はより不透明です。Xboxは現在、同スタジオに対する「潜在的な戦略的選択肢」を検討中であり、このような表現が好意的な結果に終わることは稀です。Arkaneの創設者であるRaphael Colantonio氏は、Sharma氏の発表に対し、SNSで「スタジオを買収するのにいくらかかるのか?」と皮肉を込めたジョークを投稿し、「友人のために聞いているんだ」と書き込みました。
Arkaneの作品をプレイしているファンにとって、この状況は注視すべき事態です。DishonoredやPreyを手掛けたスタジオが検討対象となったことは、その結末がどうあれ重大な出来事です。
Warcraft、Diablo、BlizzConへの影響
Blizzardのゲームを積極的にプレイしているプレイヤーにとって、短期的には安定していると言えます。スタジオが解散、売却、あるいは再編によって消滅するわけではありません。BlizzConは開催され、クロスメディアプロジェクトも進行中と報じられています。重要なのは、Blizzardのフランチャイズが、Microsoftが今後より積極的に収益化を図りたいと考えているIPであるという点です。
とはいえ、Sharma氏が認めた通り、3,200名の人員削減はまだ完了していません。今週約1,600名が削減されたことで、第2の波が控えています。次の段階でもBlizzardへの影響が「比較的小規模」にとどまるのかどうかが、今後の焦点となります。
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