
概要
『Resident Evil: Revelations』は、Capcomの長寿ホラーシリーズにおいて、非常にユニークで興味深い立ち位置にある作品です。2012年1月にNintendo 3DS向けに発売され、後に家庭用ゲーム機やPCにも移植された本作は、アクション要素の強かった『Resident Evil 5』から一転、原点回帰を目指した意欲作です。ド派手な演出を抑え、閉塞感漂う通路や限られた弾薬、そして角を曲がるたびに緊張を強いられるような、サバイバルホラー本来の恐怖がプレイヤーを待ち受けています。
本作の舞台設定は、没入感を高める重要な役割を果たしています。地中海を漂流する豪華客船「Queen Zenobia」は、シリーズ屈指の記憶に残るロケーションです。浸水した下層デッキ、狭いメンテナンス通路、薄暗いボールルームなど、船内には独特の圧迫感があり、まるで生きているかのような存在感を放っています。この閉鎖空間はゲームメカニクスとしても機能しており、逃げ場のない状況がプレイヤーの緊張感を常に高め続けます。
物語は『Resident Evil 4』の直後を描いており、BSAAのエージェントであるJill ValentineとChris Redfieldが、世界の海を汚染しようと企むバイオテロ組織の調査に挑みます。物語はエピソード形式で進行し、キャラクターや場所が切り替わることで、テンポを損なうことなく飽きさせない展開が続きます。

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ゲームプレイとメカニクス
『Revelations』のコアとなるゲームループはリソース管理を重視しており、ここでサバイバルホラーとしてのアイデンティティが再確立されています。弾薬は常に不足しており、慎重な立ち回りが求められます。また、「ジェネシス」スキャナーの導入により、環境や敵をスキャンして隠されたアイテムを見つけるという、探索の楽しさもプラスされています。

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主なメカニクスは以下の通りです:
- アイテム発見のための「ジェネシス」スキャナー
- 戦闘における回避と近接攻撃のカウンター
- エピソード形式のチャプター構成
- パーツによる武器カスタマイズ
- 「レイドモード」での協力プレイ対応

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敵のデザインも緊張感を高める要因です。T-Abyssウイルスによって変異したグロテスクなクリーチャー「ウーズ」は、予測不能な動きを見せ、適切に倒さなければ再生してしまいます。ボス戦では、ただ弾薬を撃ち込むのではなく、忍耐強く立ち回りと位置取りを考えることが求められます。
世界観と舞台設定
「Queen Zenobia」は、本作の最大の魅力です。Capcomは船内を独立した世界として構築し、エリアごとに異なる雰囲気を演出しました。上層デッキの寂れた不気味さに対し、エンジンルームや下層区画は圧倒的な恐怖を感じさせます。水は視覚的にもゲーム的にも重要な役割を果たしており、浸水したエリアでは移動が制限され、プレイヤーの無防備さが強調されるなど、非常にうまく活用されています。

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船外のロケーションを描くフラッシュバックシーンは、メインの雰囲気から一時的に解放される息抜きの時間を提供してくれます。これらのセグメントはBSAAの物語をより深く掘り下げており、シリーズのファンなら思わずニヤリとしてしまうような、他の『Resident Evil』作品との繋がりも楽しめます。
「レイドモード」のやり込み要素は?
「レイドモード」は、メインキャンペーン以上の体験を求めるプレイヤーにとっての答えです。シングルプレイの戦闘パートをベースに、RPGのようなキャラクター成長要素を加えたスコアアタック形式のモードです。プレイヤーはレベルを上げ、新しい武器をアンロックし、ソロまたはオンラインでの2人協力プレイで挑むことができます。
このモードではシリーズ歴代のキャラクターが使用可能で、武器パーツも引き継がれるため、約10時間のキャンペーンをクリアした後も長く遊べるループが完成しています。携帯機向けに開発されたゲームとは思えないほどコンテンツが詰め込まれており、そのボリュームには驚かされます。家庭用ゲーム機版やPC版には過去のDLCがすべて収録されており、サバイバルホラーの隠れた名作を遊び尽くすには最高のパッケージとなっています。




