Hive Digital Technologiesは過去最高の年間収益を記録しました。その数字は、同社がもはや単なるBitcoinマイナー(採掘業者)という枠組みに留まらないことを物語っています。
カナダの同社が発表した2026年度(3月31日締め)の総収益は2億9,780万ドルで、前年比で158%の増加となりました。この急増の要因は2つあります。1つは期間中のBitcoin価格が平均約98,000ドル(前年の約75,900ドルから上昇)で推移したこと、もう1つはHiveのマイニング出力が2,885 Bitcoinとなり、2025年度の1,414 Bitcoinから倍増したことです。

GAMES.GG限定でゲームが最大80%オフ
ゲームのExclusive Discounts on Games
マイナーからコンピュート企業へ
重要なのは、Bitcoinの数字は目覚ましいものの、Hiveが今後の最大の勝負所をそこに置いていないという点です。同社のハイパフォーマンス・コンピューティング部門であるBUZZ HPCは、収益が前年比で94%増加し、1,950万ドルに達しました。総収益から見ればまだわずかな割合ですが、その成長軌道こそが注目すべきポイントです。
5月、HiveはGreater Toronto Areaに320メガワット規模のAIデータセンターを建設する計画を発表しました。フル稼働時には10万基以上のNvidia GPUを収容する設計です。同社はこれをカナダ最大の民間所有AIインフラ施設と位置づけており、2028年末までにコンピューティング事業から年間6億6,000万ドルの経常収益(ARR)を目指しています。
これは大きな転換です。HPC収益を1,950万ドルから約2年で6億6,000万ドルの年間目標へと引き上げるには、建設スケジュールからGPUのサプライチェーン、エンタープライズ顧客の獲得に至るまで、すべてが順調に進む必要があります。
Hiveは2026年度に1億4,840万ドルのGAAP純損失を報告しましたが、同社は、その数値のうち約2億2,100万ドルは減価償却費を含む非現金項目であると指摘しています。
Bitcoin保有状況の現状
注目すべき詳細が1点あります。年間で2,900 Bitcoin近くをマイニングしたにもかかわらず、Hiveの実際の保有量は減少しました。12月31日時点で481 BTCだった保有量は、会計年度末には150 BTCまで減少しています。この取り崩しは、HiveがマイニングしたBitcoinを財務資産として蓄積するのではなく、運営資金やインフラ拡張の原資として売却していることを示唆しています。
これは、Bitcoinの蓄積をアイデンティティの中心に据えるStrategyのような企業とは異なる姿勢です。Hiveは、マイニング事業を長期的な価値の保存手段というよりも、収益を生み出すエンジンとして扱っているようです。
現在のインフラ状況
Hiveは現在、Canada、Sweden、Paraguayの3カ国で事業を展開しており、すべての施設がグリーンエネルギーで稼働しています。合計のインストール済みハッシュレートは毎秒25.1エクサハッシュに達しています。
このグローバルな展開は、AIへのピボット(方向転換)において重要です。GPUコンピュート事業において、データセンターと電力インフラや光ファイバー接続の近接性はすべてを左右します。複数の管轄区域でエネルギー供給業者と築いてきたHiveの既存の関係性は、構築のための確固たる基盤となります。
同社の株価はセッション中に年初来高値の4.97ドルを記録した後、反落しました。これは、市場全体の不確実性の中でも、AIインフラという側面に対する投資家の真の関心を反映しています。
コンピュート重視のマイナーが描く全体像
このピボットを行っているのはHiveだけではありません。多くのBitcoinマイナーが、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)マイニングの経済性よりも推論コンピュートの需要の方が急速に拡大していることを認識し、GPUフリートと電力契約をAIワークロードへと静かにシフトさせています。
多くのプレイヤーが見落としているのは、この分野における真の競合相手は他のマイナーではないという点です。それはハイパースケール・クラウドプロバイダーです。AWS、Azure、Google Cloudといった企業とAIインフラ契約を勝ち取るには、安価な電力以上のものが必要です。稼働率の保証、サポートインフラ、そしてエンタープライズ向けの営業関係など、多くのマイニング企業がゼロから構築しなければならない要素が求められます。
Hiveの2028年に向けた6億6,000万ドルのARR目標は、Web3マイニング時代に生まれた企業が、テクノロジー業界で最も資本集約的なセグメントの一つで競争できるかどうかを試す真の試金石となるでしょう。2026年度の収益急増は、そのための財務的な助走期間を与えました。トロントのデータセンタープロジェクトは、同社がそれに匹敵する実行力を持っているかどうかを証明することになるはずです。
テクノロジーやゲームのインフラ企業がAIコンピュートにどのようにアプローチしているか、その広範な背景については、インタラクティブ・エンターテインメントを形作るハードウェアやプラットフォームのトレンドを網羅した、当サイトのゲーミングガイドおよびゲームレビューセクションをご覧ください。








