Once Humanは、Gamescom 2026にて過去最大規模となる拡張コンテンツを発表しました。「Isles of the Abyss」は単なるマップのアップデートではありません。プレイヤーの移動に応じて環境が能動的に変化する海を軸に、全く新しいゲームプレイ体験が構築されています。
今回のプレビュー版は開発段階のものでしたが、その方向性は明確であり、今後の展開に大きな期待を抱かせる内容でした。
海は単なる背景ではない
「Isles of the Abyss」で最も興味深い設計は、海がまるで「対戦相手」のように振る舞う点です。プレイヤーが航海を進めると、世界がその進行状況を監視し、それに応じて脅威レベルがエスカレートします。これは受動的な環境ではなく、地形そのものに組み込まれた脅威システムと言えます。
Derek Qiu氏(Once Humanオペレーション責任者)の説明によると、海はもともと世界設計の一部であり、決してプレースホルダーや後付けの要素ではなかったとのことです。プレイヤーからの「海が空虚で、サバイバル体験と切り離されているように感じる」というフィードバックを真摯に受け止め、開発スケジュールを前倒しして実装に至りました。
開発チームの狙いは、単にマップに水面を追加することではなく、海を「Once Human」の世界観に完全に溶け込ませることにありました。

「Once Human Isles of the Abyss」拡張コンテンツのプレビュー公開
船が新たな拠点に
デモでは、島に降り立ったプレイヤーが近くに停泊している船へ向かうところから始まります。その時点から、船は単なる移動手段ではなく「浮遊する要塞」として機能します。
カスタマイズ要素は非常に奥深いです。機能性を重視するか、見た目にこだわるかはプレイヤー次第です。拠点建築が苦手な場合でも、他のプレイヤーが作成したテンプレートをベースとして利用できるため、初心者でも安心です。この設計は、建築にこだわりたいプレイヤーの自由度を損なうことなく、システムへのアクセシビリティを維持する賢い選択と言えるでしょう。
重要なのは、船を拠点とするシステムがサバイバルループ全体を根本から変えるという点です。防衛、クラフト、シェルターのすべてが水上を移動する船と共にあり、陸上メインのゲームプレイとは全く異なるリズムが生まれます。

「Once Human Isles of the Abyss」拡張コンテンツのプレビュー公開
海戦とSunken Lord
プレビューの戦闘パートでは、巨大な触手を持つ機械仕掛けの海洋生物との戦いが披露されました。艦載兵器はアップグレード可能で、戦闘には明確な戦略性が求められます。ただ闇雲に本体を攻撃するだけでは倒せず、まずは触手を破壊してコアを露出させる必要があります。
こうした段階的なエンカウント設計は非常に重要です。単なるスペクタクルな戦闘と、プレイヤーの思考を要求する戦闘との決定的な違いを生んでいます。
また、プレビューではSunken Lordというクリーチャーも公開されました。開発陣は神話の海獣など様々なインスピレーションを取り入れつつ、独自の要素を加えることで、「Once Human」の世界に違和感なく馴染むクリーチャーを作り上げました。目指したのは単なる見栄えの良さではなく、没入感です。

「Once Human Isles of the Abyss」拡張コンテンツのプレビュー公開
復帰プレイヤーや新規プレイヤーへの影響
「Once Human」は先日ユーザー数が3000万を突破し、コンソール版のリリースも控えています。「Isles of the Abyss」は、ローンチ時よりもはるかに幅広い層にリーチしている現在のタイミングで実装されることになります。
すでにゲームをやり込んでいるプレイヤーにとって、この拡張は全く新しい成長軸をもたらします。艦載兵器、船のアップグレード、海域特有のエンカウントは、単なるサイドコンテンツではなく、既存のシステムの上に構築された「第二の層」と言えるほど重厚なものです。
まだプレイしていない層にとっても、本作は無視できない存在になるでしょう。海がプレイヤーを監視し、反応を変化させるサバイバルゲームというコンセプトは、既存のジャンル作品とは一線を画しています。
「Isles of the Abyss」の配信に向けて準備を進めるなら、今のうちに戦闘や拠点建築に最適なDeviant(異界生物)をチェックしておくと、新コンテンツを有利に進められるはずです。Once Human攻略ガイド集には、準備に必要な情報がすべて揃っています。








