『Suikoden』シリーズに登場するCelestial Swordは、プレイヤーを温かく迎え入れてくれるような存在ではありません。目覚めた瞬間に放つ第一声は「我を目覚めさせた者よ、呪われよ」というもので、その直後にはパーティ全員を500年前の過去へと強制的に送り飛ばしてしまいます。挨拶もなければ、丁寧な状況説明もありません。剣の柄に埋め込まれた男の顔が赤い瞳を光らせ、プレイヤーが引きずり込んだ英雄的なクエストなど知ったことかと言わんばかりに、一切の我慢強さを見せないのです。
PolygonのJen Glennon氏は今週、この剣について「周囲の陽気な若者たちに常に苛立っている、どこにでもいそうな偏屈な老人」と見事に表現しました。これこそが、この武器の真骨頂です。埃っぽい古文書や賢者のNPCを通じて語りかけてくる古代の剣が溢れるこのジャンルにおいて、『Suikoden』はプレイヤーの目の前で直接文句を言ってくる剣を突きつけてきたのです。

The Celestial Sword speaks

PlayStation 1からHDリマスターへ:なぜこの剣は魅力的なのか
1996年にPlayStationで発売された初代『Suikoden』において、Celestial Sword(初期の翻訳ではStar Dragon Swordと呼ばれていました)は物語の中盤で登場します。その導入部はRPGの王道です。吸血鬼Neclordを倒す必要があるものの、手持ちの武器では一切ダメージが通りません。城を攻略しようと奮闘するも完膚なきまでに叩きのめされ、プレイヤーは打開策を探すことになります。
その打開策こそが、洞窟に眠る、気難しく自我を持った剣でした。
主人公Tirの仲間である傭兵Viktorが、Neclordに家族と故郷を奪われたことを明かすと、Celestial Swordは彼の「相棒」になることを承諾します。ここから展開されるのは、90年代後半のRPGシナリオの中でも、ひときわ静かな笑いを誘う掛け合いです。剣は会話の大半を費やして、短気で愚鈍なViktorを罵倒し続けます。しかし、再び吸血鬼に敗北するよりはマシだと考え、Viktorはそれを受け入れます。
重要なのは、このダイナミクスが1996年の時点で既に陳腐化しつつあったRPGの定番を打ち破ったという点です。多くの若き英雄の興亡を見てきた世慣れた古代武器という設定は、謎めいた言葉ばかりを口にする厳粛な魔法の剣よりも、はるかに洗練されたアーキタイプでした。片方は一人のキャラクターとして感じられ、もう片方は単なるプロットデバイス(物語の道具)に過ぎないからです。
続編でのさらなる活躍
シリーズの最高傑作と名高い1999年発売の『Suikoden 2』では、Neclordが死から蘇ります。Viktorは再びCelestial Swordを必要としました。しかし、一つだけ問題がありました。前作と今作の間に、Viktorは剣の小言に耐えかねて洞窟に置き去りにしていたのです。
その設定だけでも、当時のRPGのシナリオとしては群を抜いてユーモラスです。
新たな主人公RiouとViktorは剣を回収しに行きますが、当然のごとくボス戦で剣を打ち負かさなければなりません。それが済むと、パーティはNeclordの新たな拠点へと向かい、再戦に挑みます。とどめを刺す直前、Celestial Swordは最後にこう言い放ちます。「崩れ去れ、吸血鬼よ」

Viktor's party, Suikoden 2
なぜ現代のRPGはこれを再現できないのか
Celestial Swordが成功している理由は、それが「賢い古代の武器」や「呪われた闇の剣」といった一般的な属性ではなく、特定の個性を持っているからです。彼はたまたま剣の姿をしているだけの気難しい老人であり、吸血鬼に対して個人的な恨みを抱き、何世紀にもわたって人間が同じ過ちを繰り返すのを見守ってきました。その「具体性」こそが、2つの作品と30年という歳月を経てもなお、彼を記憶に残る存在にしているのです。
現代のRPGにおける「伝承」を持つ武器と比べてみてください。多くの場合、手に入るのは日誌やロード画面のテキスト、あるいはカットシーンで悲劇的な過去を語るNPCだけです。剣自身が「いい加減にしろ、この馬鹿者」とプレイヤーを叱りつけてくれるような体験は、ほとんどありません。
『Baldur's Gate 3』のように、特定の魔法アイテムに個性を与える試みはあり、ファンタジー作品における「喋る武器」というトロープ(定番表現)には長い歴史があります。しかし、『Suikoden』におけるCelestial Swordの描き方は、2つの作品を通じて一貫したキャラクターアーク(成長や変化)を描いており、このジャンルにおいて未だに超えられていない金字塔と言えるでしょう。
100人以上のキャラクターを仲間にできるシリーズにおいて、剣を最も記憶に残る存在の一人にしたことは、真に偉大な功績です。『Suikoden』リマスター版のレビューや、その他プレイすべき名作RPGの復活については、当サイトのゲームレビューをご覧ください。
このエネルギーを再び呼び戻すために
Glennon氏の記事は、Polygonが今週展開している「Cool Sword Day(クールな剣の日)」という編集テーマの一環として書かれました。しかし、その主張は単なるギミック以上の説得力を持っています。
1996年以降、RPGのシナリオは多くの面で洗練されました。仲間の会話は豊かになり、世界観の構築も緻密になっています。しかし、明確な個性と、複数の作品をまたぐ確かなアークを持つ「喋る武器」という枠は、依然として空席のままです。
『Suikoden』のCelestial Swordも、彼自身に関する基本的な疑問が解消されないまま終わるなど、そのポテンシャルを完全に発揮したとは言えません。なぜ剣になったのか? 元に戻ることはできるのか? そうした伏線は未回収のままです。しかし、未完成なアイデアであったとしても、100人以上の仲間キャラクターの中で彼がひときわ異彩を放っていることは間違いありません。
これこそが基準です。悪態をつき、吸血鬼に恨みを抱く剣。それだけで、周囲のほとんどの人間キャラクターよりも興味深い存在になれるのです。シリーズを再プレイしたい方、あるいは初めて触れる方のために、当サイトのゲームガイドではリマスター版の始め方を詳しく解説しています。
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