概要
『Troublemaker 2: Beyond Dream』は、Gamecom Teamが開発し、indie.ioがパブリッシングを手掛けるオープンワールド・アクションコメディ・ベルトスクロールアクションゲームです。2025年9月15日にPC(SteamおよびEpic Games Store)とNintendo Switch向けにリリースされた本作は、前作『Troublemaker』から2年後の物語を描きます。舞台となるのは、独特の個性を持つインドネシアの架空都市「South Jayakarta」。物語は、バンド「Beyond Dream」とギャング「Parakacuk」という2つのグループを中心に展開し、街が突きつけるあらゆる困難に立ち向かいながら、それぞれの未来を切り拓こうとする彼らの姿が描かれます。
前提はシンプルですが、登場キャラクターたちが物語に深みを与えています。Jordan率いる「Beyond Dream」のメンバーはAlex、Andira、Halimawan。彼らの目標は、街で最も人気のあるバンドになることです。一方、並行して描かれる「Parakacuk」の物語では、MMAファイターのBudi、学問の道を志すBoby、都市諜報機関で働くRani、そして「Kedan Coffee」でシフトをこなすZaenalが登場します。彼らは単なるアクションゲームのステレオタイプなキャラクターではありません。日々の生活を送り、それがストーリーや作品のトーンに大きく影響を与える、血の通ったキャラクターたちなのです。
ゲームプレイとメカニクス:バトルの手応えは?
結論から言うと、本作は「遊びの幅」を持たせた王道のベルトスクロールアクションです。ストリートファイターのJordanと、MMAファイターのBudi。この2人のスタイルは、操作感において明確な違いがあります。素手での格闘、武器、アイテム、コンボチェーン、そしてフィニッシャーを駆使し、多彩な敵タイプに対して戦略的に立ち回る楽しさが詰まっています。

バトルの主な要素:
- 異なる戦闘スタイルを持つ2人のプレイアブルキャラクター
- コンボバリエーション、武器、特殊テクニック
- 高威力のフィニッシャーによるド派手なテイクダウン
- 選択肢を広げるアイテムやショップでのインタラクション
- プレイヤーの適応力が試される多彩な敵キャラクター

オープンワールド構造により、South Jayakartaの街中に点在するショップやNPCが、戦闘準備に直接関わってきます。強敵に挑むための装備やテクニックを探すことは、単なるサイドコンテンツではなく、ゲームループの重要な一部となっています。
メインストーリー以外の楽しみ方は?
South Jayakartaは探索しがいのある街です。街にはミニゲームやサイドクエストが満載で、バトルの合間に息抜きができるほか、街中の友人や見知らぬ人々を助けるサイドストーリーも用意されています。これらはマップの隅に付け足されただけの「おまけ」ではありません。メインストーリーの根底に流れる「友情」「野心」「コミュニティ」というテーマと深く結びついています。

コメディ・アクションというトーンのおかげで、物語が重くなりすぎることはありません。ドラマやライバル関係は描かれますが、青春時代の不条理さが、無理のない自然な形で表現されています。
ワールドと舞台設定
South Jayakartaが舞台として優れているのは、その「具体性」にあります。インドネシアの文化や都市生活、そして何者かになろうともがく若者たちの不安。これらが『Troublemaker 2』に、他のベルトスクロールアクションにはない独特の空気感を与えています。街は単なる背景ではなく、キャラクターを形作る重要な要素なのです。

前作『Troublemaker』で築かれた土台の上に、地理的にも物語的にもスケールアップしたのが本作です。前作をプレイしたプレイヤーなら、お馴染みのトーンを感じつつ、より広く、より生活感の増した街を楽しめるはずです。
結論
『Troublemaker 2: Beyond Dream』は、オープンワールド構造を活かして、友情、野心、そしてままならない街での成長を描き出したベルトスクロールアクションです。2人のキャラクターを使い分ける戦闘システムはアクションにメカニカルな多様性をもたらし、South Jayakartaという舞台はリアリティを感じさせるほど緻密に作り込まれています。そして、ドラマを心に響かせるキャラクターたちの存在感。個性あふれるアクションアドベンチャーを求めるプレイヤーにとって、間違いなくプレイリストに加えるべき一作です。














