「本作の発売を2027年に延期することを決定いたしました」
これは、BloodstainedシリーズのプロデューサーであるKoji Igarashi氏が、本日公開されたビデオメッセージの中で語った言葉です。パブリッシャーの505 Gamesと開発元のArtPlayは、Bloodstained: Ritual of the Nightの続編であるBloodstained: The Scarlet Engagementについて、予定していた2026年の発売時期を延期することを正式に発表しました。新たな発売時期は2027年とされており、具体的な日付は未定です。

IGA氏のコメントの真意
Igarashi氏のメッセージは、冷静かつ率直なものでした。開発は現在「最終段階」に入っており、チームは本作を最高のクオリティに仕上げるべく尽力しているとのことです。今回の発表に合わせて新しいスクリーンショットも公開されており、IGA氏は近いうちにゲームプレイ映像も公開できる見込みであると述べています。
「ファンの皆様を失望させてしまうニュースであることは重々承知しておりますが、開発チーム一同、懸命に取り組んでおります」と彼は付け加えました。「皆様の変わらぬご支援に心より感謝申し上げます」
実のところ、この延期は注意深く動向を追っていたファンにとっては驚くべきことではありませんでした。Bloodstained: The Scarlet Engagementは2026年を通じて主要なショーケースから姿を消しており、2025年6月の発表以来、具体的なゲームプレイ映像も公開されていませんでした。1年以上もゲームプレイ映像が公開されない開発サイクルは、発売日が確定ではなく、あくまで目標に過ぎないことを示す信頼性の高いシグナルと言えます。
2026年から2027年へ:何が変わったのか
昨年本作が発表された際、2026年という発売時期は現実的に思えました。ArtPlayは、Kickstarterでの長期にわたる開発を経て2019年にBloodstained: Ritual of the Nightをリリースした実績があり、プロジェクトを完遂させるノウハウを持っています。Bloodstained: The Scarlet Engagementは、現世代機専用に構築された、より大規模で野心的な続編であり、その分開発の複雑さが増しているのは当然のことです。
その規模の大きさだけでも、追加の時間が必要な理由は十分に説明がつきます。本作の機能セットは前作よりも大幅に拡張されています:
- LeoとAlexを同時に操作できるデュアルキャラクターシステム
- シリーズ最大となるマップ。昼夜のサイクルがゲームプレイに直接影響を与える
- 戦闘を通じて新しい技やアビリティを解放する「Epiphany Combat System」
- クラフト、料理、そしてキャラクターの見た目が反映される防具のカスタマイズ
これほど多くのシステムを調整するのは容易ではありません。どれか一つでも急いで実装すれば最終的な製品の質を損なうことになりかねず、IGA氏のチームは、追加の期間を設ける価値があると判断したのでしょう。
新規プレイヤー、既存ファン、そして広がる世界
特筆すべきデザインの選択として、Bloodstained: The Scarlet Engagementは単体でも楽しめる設計になっています。新規プレイヤーは前作の知識がなくても問題なくプレイでき、長年のファンはBloodstainedの世界観全体に繋がる物語の繋がりを見つけることができるでしょう。本作はシリーズの時系列における初期のチャプターを舞台としており、直接的な続編というよりは、一種の前日譚として機能します。
Ritual of the Nightをやり込んだファンの方は、待機期間中に攻略ガイドやリソースガイドを読み返してみるのも良いでしょう。戦闘のDNAは重要な形で引き継がれており、前作のシステムを復習しておくことは、Bloodstained: The Scarlet Engagementが発売された際に大きなアドバンテージとなるはずです。
「最終段階」がタイムラインに意味すること
IGA氏が語る「開発の最終段階」という言葉は心強いものですが、ゲーム開発における「最終段階」とは、3ヶ月から1年以上まで幅広い期間を指す可能性があります。磨き上げ、QA(品質保証)、認証、ローカライズといった作業がこの期間に含まれるからです。まだゲームプレイ映像が公開されていないという事実は、コアとなる体験がほぼ完成していても、チームがまだ全面的に情報を解禁する準備が整っていないことを示唆しています。
2027年という目標設定により、ArtPlayは特定の四半期に縛られることなく、余裕を持って開発を進めることができます。今後数ヶ月のうちに、主要なショーケースやArtPlayの単独イベントなどで、本格的なゲームプレイ映像が公開されることを期待しましょう。
それまでの間、アクションゲームで腕を磨いておきたいという方にとって、Bloodstained: The Scarlet Engagementの発売が少し先になったのは残念ですが、IGA氏の実績を考えれば、その待ち時間は最終的な製品のクオリティにしっかりと反映されるはずです。








